監督が交代すると、では誰が放出されるのか?あるいは、誰を獲得しようとするのか?という話題が先行しがちですが、ユルゲン・クロップは、強引にメンバーを変更する考えは取らないようです。
まずは、今いるプレイヤー達をしっかり見極めた上で、必要なポジションがあれば補強したい。
それがクロップの方針であるということが、記者会見の受け答えからも見えてきます。
まずクロップは、「1月までにプレイヤーを見るには、時間が足りない」という趣旨の発言をしています。
これは、ただむやみに、現有戦力を放出するようなことはしたくないという気持ちの表れかとも受け取れます。
クロップは、現時点では、1月に何が起こるかは分からないとも語り、負傷者の状況も見定めていく必要があるとしています。
「6週間程度では、判断するに十分な期間だとは思わないよ」とも、クロップは言います。
この姿勢は、ある意味、まずは今、チームにいるプレイヤー達個々をしっかりと見極めてから決めたいという考えの現れだと思います。
クロップの言葉を、そのまま受け止めれば、「現時点では、1月のことは何も決めていない」ということに。
とはいえ、もちろん数人は、補強候補のピックアップはしていることでしょう。
それでも、監督がこういった基本方針を示すことにより、プレイヤー達もがんばろう!という気持ちになるように思えます。
これから年末にかけての期間。
リバプールのプレイヤー達にとって、熱い日々になりそうですね。