あのジョゼ・モウリーニョが、チェルシーの監督に就任したとき、自らを「スペシャルワン」と称し、再びチェルシーへとやって来たときには、「ハッピーワン」と言ったのは、有名な話ですね。
それにひっかけてでしょう、昨日の会見では、ユルゲン・クロップに対して、記者が「あなたはご自分をどう表現されますか?」という質問をしたそうです。
クロップの答えは、「ノーマルワン」。
どこにでもいる、ごく普通の男だよという意味でしょうか。
イギリスの場合は、メディアとの関係も特に重要な部分だし、こういった機知に富んだ切り返しが出来るというのは、実は、とても大切な要素だと思います。
ユーモアも必要な国ですしね。
さて、そんなクロップが、リバプールファンについて語った部分について、一部意訳してみたいと思います。
(JK)
リバプールは、信じられないくらいの、情熱的なサポーターを持っているクラブだ。
アンフィールドが、どれほど素晴らしい雰囲気を持ったスタジアムであるかは、世界中の人々がみんな知っているよ。
私は、サポーター達と、一緒に歩いて行きたいし、素晴らしい思い出を共につくっていきたいと思っている。
これからの挑戦をサポーター達と一緒に進んで行きたいね!
クロップが言うとおり、クラブが成功を収めるためには、プレイヤーはもちろん、サポーターと力を合わせることが必要不可欠だと思います。
勢い・・・というものは、侮ることは出来ない重要なもの。
この勢いに乗った集団というのは、なかなか止めることは出来ない。
リバプールが、もう止めることが出来ない勢いを得るためには、チームとサポーターが、一緒になって笑い、共に泣くという関係性を築くことが大切ではないでしょうか。
ノーマルワンに率いられたチームが、スペシャルワンを凌駕する。
実に愉快な光景ではありませんか。