ユルゲン・クロップが監督に就任し、代表マッチがあったり、あるいはウィークデイにはカップ戦も組まれており、集中的にトレーニングが出来る時間は、確保できていないと思います。
そんな状況下でも、まずはメンタリティーの部分から、クロップはチームに自分の考えを植え付けていこうとしているのかもしれません。
さて、3ゴールを決めてのチェルシー戦での勝利。
試合後に、クロップが語っていることについて、若干ですが、触れてみたいと思います。
(JK)
試合へのいい入り方が出来たとは言えないね。
早々にチェルシーに先制点を奪われてしまった。
ただ、ゴールは許したが、我々はふんばることが出来た。
自分達のフットボールが出来ている時間帯もあったし、ショートパスを利用しながら、ビルドアップもできていたね。
それが、我々が望むものであり、とても良かったよ。
彼等は、ハイプレスを仕掛けてきたが、我々はスペースを見つけてプレイをすることができた。
もちろん危険な部分もあったよ。
チェルシーは、質の高いカウンターを持っているからね。
だが、我々は、そういった場面において、上手く対応できていた。
ハーフタイムには、我々が注意を要する局面などについて、プレイヤー達に指示をしたよ。
セカンドハーフは、オープンな展開になったが、若干我々のほうが優位だったと思う。
そして、我々にとっては完璧な時間帯に2つのゴールが生まれたんだ。
プレイヤー達の的確な判断で、しっかりとより着実なタイミングで、ゴールを決めることが出来たね。
終始、我々はハードワークをする必要があったんだ。
チェルシーに勝とうとするなら、当たり前だよね。
そして、現実にやって見せたんだ。
フットボールをやっていれば、失敗も経験するよ。
そんなときには、話をすることができるね。
そこから学び、変えていくことが出来るんだ。
サウサンプトン戦のあとにも、我々は話し合ったよ。
今日の試合は、とても重要なものだよ。
プレミアリーグでは、どの試合だって3-0でリードして、のんびりやれるなんてことはないからね。
戦わねばならない!
今日、我々は、それが出来た。
試合の中で問題を解決していくこと。
そのことも、今日我々に出来たことだよ。
キックオフ早々に先制点を奪われたときには、まさに出鼻をくじかれた感も漂いましたが、クロップが言うように、昨日のリバプールは、リードされた後も戦い続ける姿勢が見えたと思います。
また、個人的に非常に印象に残っているワンカットは、交代要員として準備が出来ていたアイブが、コウチーニョの逆転ゴールが決まった際に、全身でガッツポーズをしていたことです。
あの光景を見たとき、リバプールは今、ピッチもベンチもひとつになっているのだなと実感しました。
クロップは、次はもっといい試合をする!と言っています。
一度勢いに乗れば、あとは加速してゆくことでしょう。
ぜひ、がんばってほしいですね。