既に、皆様ご存知のとおり、イングランド代表に参加をしていたアダム・ララーナが怪我を負って帰ってくることになってしまいました。
各メディアの情報では、4週間ほどの離脱になるとされています。
いろいろ問題はあったと思いますが、リトアニアと対戦した際に、ハーフタイムとなり、ドレッシングルームに戻って来る際、既にアダム・ララーナは腿を痛めていたという事実は大きいですね。
ご覧になった方々もいらっしゃると思うのですが、ファーストハーフが終わり、ドレッシングルームへ引き上げてくるアダム・ララーナは、腿の部分を気にしており、明らかに痛めていたことが分かります。
それでも、交代をさせなかったという判断がなされてしまった。
さて、アダム・ララーナを当分欠くことになってしまったユルゲン・クロップ監督とすれば、何か言いたくもなるでしょう。
イングランド代表のスケジュール、その考え方に疑問を呈しています。
あまりにもタフな試合が短期間で続いたこと。
そのへんを考慮していないことへの疑問だと言っていいと思います。
ユルゲン・クロップ監督のコメントですが、Sky Sportsが報じていますので、この場ではその要旨を私なりにまとめてみたいと思います。
(Jurgen Klopp)
アダムのようなプレイヤーを4週間も失ってしまうことは、私達にとって厳しいことだ。
8試合の離脱になってしまうかもしれないんだ。
大き過ぎるよ。
日曜日の夜に、マンチェスター・シティとリバプールが戦い、水曜日にはドイツとイングランドの試合を戦うなんて、誰が考える!?
ナンセンスだよ。
シティとリバプールの対戦は、リーグでも最も激しいもののひとつだ。
その直後に、ドイツとイングランドというハイライトとも言える試合をやるとはね。
私達は、プレイヤーを支えるが、多くのプレイヤーが代表で傷つけられてしまったんだ。
クラブをあずかる監督とすれば、これからこそが最重要な時期であり、リバプールを支える中心プレイヤーであるアダム・ララーナを欠いてしまうのですから、黙っているわけにもいかなかったことでしょう。
ユルゲン・クロップ監督としては、シティ対リバプールという試合の重さを考慮してほしかった。
ドイツ対イングランド戦は、現地時間水曜日に開催されており、日曜日にシティ対リバプール戦で疲弊したプレイヤーを起用すべきだったのか?
あるいは、そのような日程で、このビッグマッチをフレンドリーマッチで入れる必要があったのか?
それらについての、ひとつの疑問提起かと思います。
とはいえ、ユルゲン・クロップ監督は熱い人だし、やっぱり、大切なアダム・ララーナが傷つけられたことに、憤懣やるかたないというところかもしれません。
今となっては、もし・・・という世界になってしまいますが、リトアニア戦でアダム・ララーナが足に違和感を感じた時点で、交代していれば、離脱期間も短く済んだかもしれません。
そこが、心残りですね。
アダム・ララーナが、予想よりも早い回復を示し、元気にピッチへ帰ってくることを心から願っています。