キャピタルワンカップ決勝では、マンチェスター・シティを相手に120分間の激闘を演じ、PK戦の結果タイトルを逃したリバプール。
ここまでがんばって来たプレイヤー達にとって、またファンやスタッフにとっても残念な思いで一杯だとは思います。
そんな中、コロ・トゥーレは、がっかりしたことは認めているものの、この日のことが、長期的にみれば、プレイヤー達にとって学びの機会になった・・・という趣旨の発言をしています。
誰が一番ダメージを受けたか?は、それぞれ受け止め方も違うでしょうが、やはりPKを外した3人が、心に重荷を背負ってしまったことに違いはないだろうと思います。
そんなとき、コロ・トゥーレの発言は、ひとつの勇気を与えてくれるように思います。
(KT)
バッドデーだったね。
私達が勝てたかもしれないし、みんながっかりしているよ。
PK戦を落としたことは、実に厳しいことだ。
シティは経験を持っているし、落ち着いていたね。
彼等のゴールキーパーは、素晴らしかったよ。
私達にも彼等にも、同じようにチャンスがあったね。
そんな状況だったよ。
ただ、敗戦から学ぶこともあるんだ。
勝利するためには、まず負けを経験する必要もある。
私達は、チームとして、みんなで学んだんだよ。
今シーズンは、まだヨーロッパリーグが残っている。
それに、プレミアリーグだって、まだ終わっていないんだ。
(水曜日のシティ戦は)タフな試合になるだろうね。
だけど私達は、彼等から3ポイントをゲットすることが出来るんだ!
私達には、重要な試合が、まだまだ待っているからね!
コロ・トゥーレの言うとおりだと思いますね。
真の勝者、王者になるためには経験が必要であり、敗戦を知ることも貴重なこと。
大切なのは、常にタイトルへチャレンジできるだけの自力を備えておくことなのでしょう。
そうすることで、やがてチームに真の実力がつき、本物の常勝者となる。
おそらくコロ・トゥーレの思いの中には、PKを外したチームメイト達への配慮もあったと思います。
「相手のキーパーが素晴らしかった」と称賛している裏には、そんな気持ちも含まれていたことでしょう。
コロ・トゥーレ。
その愛すべきキャラクター。