この夏の移籍市場において、いまだ微妙な立場にあるのが、ラザル・マルコヴィッチかと思います。
先週行われた記者会見においてユルゲン・クロップは、マルコヴィッチの去就については、移籍市場の最後までどうなるかは分からないという趣旨の発言をしています。
クロップとしては、マルコヴィッチがプレシーズンの間、非常に素晴らしい取組を続けていることを認めつつも、「リバプールに残る」とは断言できない・・・という立場を明らかにしたものと思われます。
そんな中、エコーでは、リバプールがアヤックス所属のアンワル・エル・ガジ(オランダ)を補強候補としてピックアップしている・・・との報道を出しています。
報道の趣旨をざーっとまとめれば、リバプールはアンワル・エル・ガジをターゲットとしてリストアップしており、獲得に動く場合には、その代わりとして、マルコヴィッチ放出を考えている・・・というものです。
エコーによればですが、アヤックスは、アンワル・エル・ガジの移籍金として£15mを要求するだろうとのこと・・・。
となると、マルコヴィッチを放出することにより、収支のバランスを取ろうというプランでしょうか?
アンワル・エル・ガジは、2014年8月3日生まれの22歳で、利き足は右。
ウィンガーでありつつ、ストライカー的な役割も果たせるタイプです。
なお、アンワル・エル・ガジを獲得するにあたっては、マルコヴィッチを放出する方針・・・だと書きましたが、報道によれば、マルコヴィッチの行き先の候補としては、セリエAのラツィオの名前などがあがっているようです。
マルコヴィッチならば、他にもほしいクラブはあると思いますが、リバプールファンの間でも、マルコは結構人気が高いし、悲喜こもごもという表現が当たりそうですね。
まだ、もちろん決まったわけではありませんが、仮にアンワル・エル・ガジがリバプールへやって来る場合には、攻撃面において、久しぶりにオランダ色をもったチームとなりそうです。
この件については、今後の動向を見守る必要がありそうです。