プレミアリーグで初優勝を飾ったリバプール。
30年間、ファンはこのときを待っていた。
大切なことは、辛い時期、低迷した歳月を過ごして来た中にあっても、リバプールを信じ、応援をし続けて来たということですね。
だからこそ、歓びも大きい。
昨シーズンは、チャンピオンズリーグで優勝を果たし、ビッグイヤーを掲げたリバプール。
プレミアリーグでも素晴らしい戦績を残しましたが、僅か1ポイント差で2位フィニッシュでした。
それがあるから、今シーズンの優勝、独走は価値が高い。
2019-2020シーズンのリバプール。
決して圧勝という試合ばかりではありませんでした。
むしろ、苦しい試合展開でも最後には勝つ!
そんな試合が多かったような印象さえある。
そんなリバプールの2019-2020シーズン。
あくまで私見ですが、私なりに印象に残っている好プレイを振り返って行きたいと思います。
まず、最初に取り上げるのはディボック・オリギ。
アンフィールドで開催されたプレミアリーグ第15節、マージーサイドダービーで見せたパフォーマンスです。
ディボック・オリギは、エバートン戦に強い!ということが、ファンの中に根付きそうな感さえいたします。
アンフィールドでのマージーサイドダービーは、ファーストハーフが打ち合いとなります。
この試合で2ゴールを決めたのがディボック・オリギ。
先に、得点経過をまとめると、次のようなものになります。
■17分:シェルダン・シャキリ
▲21分:失点
■31分:ディボック・オリギ
■45分:サディオ・マネ
▲45+3分:失点
■90分:ジョルジニオ・ワイナルドゥム
実に、両チームあわせて7ゴールが生まれています。
大切なことは、セカンドハーフでリバプールが守備を立て直したことですね。
さて、本題のディボック・オリギ。
自身、この試合での2ゴール目となったシュート、そこに至る一連の流れ、技術が素晴らしかった。
まるで、ゲームを見ているようなテクニックを披露したディボック・オリギ。
このゴールですが、後方からデヤン・ロブレンがロング・フィードを送ります。
それをディボック・オリギが見事なトラップから、相手ゴールキーパーの頭上を越して入れる技ありのシュートを放ったものです。
真後ろから飛んで来るボールをトラップするのは、かなり難度の高い技だったと思うし、そこからシュートへ持って行く一連の流れがファンタスティックでした。
これだけのプレイが出来るのですから、やはりディボック・オリギは才能を持っている。
私は、そう実感したものでした。
ディボック・オリギの課題をあえて書けば、これほど素晴らしいプレイが出来るのですから、試合による好不調の波を少なくしていきたいですね。
ポジション的に、中央をやったり、左をやったりと、若干定まっていない部分もあり、苦労はあるでしょうが、エバートン戦で見せたようなシュートを決めていけば、必ず出番も増えるはず。
昨シーズンのバルセロナ戦でも輝いていましたし。
ビッグマッチで何かをやってくれる予感がするディボック・オリギ。
ぜひ、いい意味で化けてほしい!
私は、そう願っています。
アンフィールドでのマージーサイドダービー。
ここでのディボック・オリギのパフォーマンスは、まさに好プレイだった。
私なりに強く印象に残ったワンシーンでした。