ここへ来て、中国資本家グループがリバプールの買収を目論んでいるという報道が、多々なされるようになってきました。
私が知る限り、FSG側は完全否定をしておりますが、各メディアは、盛んに報じており、比較的手堅いBBCも報じるまでになっています。
FSGとしては、そういった交渉、接触自体が存在しないと説明していますが、中国資本家グループにとって、リバプールは魅力ある投資の対象になっていることは、どうも事実に近いようです。
実に、いろいろなメディアが既に記事にしていますが、たとえばDailymailによれば、リバプール買収を狙っているのは中国光大だとも。
中国光大グループは、中国国務院系の企業グループで、いわゆる政府系の企業だと理解してよいと思います。
これは、ある意味、中国政府の国策も影響している動きかもしれません。
FSGが2010年にリバプールを買収した際には、£300mを費やしたとのこと。
しかし今や、リバプールの評価額は、さらに高騰していると一般的に言われています。
簡単に言えば、FSGが今売れば儲かる・・・ということですね。
同じくDailymailによれば、リバプール側としては、今年の2月に商業的な部門を担うチーフを中国に派遣し、話し合いを持ったとのこと。
その際には、新装されるアンフィールドの命名権についても、話し合いが行われたとされています。
どうなるか?は、もちろん分かりませんが、私は「アンフィールドの命名権」と聞いただけで、軽い目眩を感じました。
アンフィールドの名前を変えようものならば、100パーセント、コップの反感を買うことでしょう。
あり得ない話だとは思いますが、たとえばリバプールのユニフォームが青くなってしまったら・・・。
まぁ、今の段階で、ああだこうだと細かい部分を心配してもはじまりませんが、リバプールはイングランドフットボールを牽引してきた歴史あるクラブであり、その伝統を守りつつ、成長させる!そういう意志をもったところに、リバプールは任せたいものです。
あえて表現すれば、リバプールはフットボールでの功績において、イングランドの魂だとも思うので、そのへんのところをよくよく考えて判断してほしいですね。