長い歴史をもつイングランドの名門、リバプールですが、これまでには素晴らしい出来事もあったし、悲劇さえもありました。
今から131年前の今日、1892年6月3日は、リバプールというフットボールクラブが設立された日にあたります。
ハッピー・バースデー!LFC!
131年という長きにわたり、常に人気チームとしてやって来たことは、言うは易く実に尊いことだと私は思います。
この長い歴史の中では、前述したとおり歓喜あり、悲劇ありということも経験をしてきた。
良い時もあれば、そうでない時もあったわけですが、常に変わらないものはといえば、チームとファンとの繋がりですね。
地元ファンは、このクラブをこよなく愛し、やがて世界中にリバプールファンが生まれて来ます。
私事ですが、職場では『マスター・ヨーダ』という愛称で呼ばれています。
さすがのマスター・ヨーダでも、1892年には生まれていませんでしたよ。
私なりに、特に印象深いことだと思うのは、黄金時代を経たにも関わらず、リバプールは長くタイトル争いから遠ざかっていた時期があったことです。
まるで、真っ暗で長いトンネルに入ってしまったかのようでした。
それでもファンは、変わることなくリバプールを愛し続けた。
今また、リバプールは世界を代表するチームになりましたが、苦悩をした時期があるからこそ、それはドラマのようにも思えるし、歓びもひとしおですね。
浮沈というのは、長い歴史の中には、多かれ少なかれ、何事にもつきものだと思います。
リバプールFCは、地元の人々にとっての誇り。
決して裕福とは言えない港町が世界に誇るものは、リバプールFCとビートルズ。
彼等は、週末のフットボールを楽しみに生きて来た。
地元の人々は、そのほとんどが、リバプールかエバートンのファンになると言われています。
それが代々受け継がれて行く。
まさに、孫子の代まで語り継がれていく物語。
赤と青ですね。
かつて、聖地アンフィールドは、エバートンのホーム・スタジアムでした。
そのエバートンが本拠地を別の場所へ移そうとの動きを見せたとき、アンフィールドへ残ろうとするグループと袂を分かち、結果的にリバプールにふたつのフットボールクラブが生まれることに繋がった。
これが、リバプール誕生のざっくりとして経緯だと言っていいと思います。
2部にいたリバプールをトップリーグに押し上げて栄光を勝ち取ったのがビル・シャンクリー。
シャンクリーの後継者として、リバプールに黄金時代をもたらしたのがボブ・ペイズリー。
レッズの歴史です。
新シーズンがスタートするわけですが、今のチームで新しい歴史を創りたいですね。