負傷者が続出してしまったリバプールですが、最も危機的だったのは、センターバックだったと思います。
ただ、何とかコロ・トゥーレ、ママドゥ・サコーがチームに戻り、デヤン・ロブレンももう少し・・・という状況です。
さらに、ローンでスティーブン・コーカーを急きょ獲得し、最悪の状態からは抜けだしつつあります。
一方、ストライカーに関しても、不安材料はたくさんありますね。
とにかくピースが少なすぎる。
現在は、ロベルト・フィルミーノとクリスティアン・ベンテケがいますが、試合の流れを変えたいときのオプションをベンチに置けない状況です。
さらにリバプールは、プレミアリーグの他に、FAカップ、キャピタルワンカップ、ヨーロッパリーグと、超ハードスケジュールで試合をしていかなくてはいけません。
ユルゲン・クロップとしても、頭痛の種かと思います。
ただ、クロップが、この1月にストライカーを獲得することに躊躇していたのは、負傷者が全員戻ってくれば、人数はかなりいる・・・という実情を考慮してのことかと思います。
ダニー・イングス、ディボク・オリギ、そしてダニエル・スタリッジ。
監督としては、負傷離脱中のプレイヤーのことも考える必要があり、この先彼等が戻って来たときに、ストライカーのポジションが飽和してしまうことも、補強に慎重になる理由ではないでしょうか。
しかし、現実問題として、フィルミーノとベンテケだけで、これからの試合をずっとまわしていくことも至難の業です。
エコーの論調では、クロップも攻撃のピースが不足していることを認めており、1月のストライカーを補強する方針に舵を取るのではないかとも。
実際、判断の難しいところですが、これから先もフィルミーノとベンテケの二人だけでまわしていった場合、そのいずれかが怪我をしてしまった場合、最悪のシナリオに陥ることも予想されます。
可能性としては、思い切って1月にストライカーを誰か獲得し、夏の移籍市場で、人員整理をする・・・。
悲しいかな、そんな措置を取らざるを得ない可能性もゼロではないように思えます。
冬の移籍市場。
リバプールの今後の動向が気になりますね。