インターナショナルチャンピオンズカップ、リバプール対ミラン戦。
まず、全体的な印象を書きますと、徐々にリバプールがギアを上げてきたな!という感がいたしました。
ユルゲン・クロップの表情も、これまでとは変化が見られたかと思います。
さて、試合結果ですが、2-0でリバプールが勝利。
クリーンシートを達成しています。
ゴールは、いずれもセカンドハーフに生まれたもので、得点者は次のとおりです。
・59分 ディボク・オリギ
・73分 ロベルト・フィルミーノ
ある意味、点を取るべきプレイヤーが取った!とも言えそうです。
オリギのゴールは、ペナルティーエリアの左側でボールを受けて右足に切り返し、弧を描くようなビューティフルなものでした。
素晴らしい!と、叫びたくなるワンダフルなもの。
2点目となったフィルミーノのゴールは、チームのスピードの勝利だったと思います。
カウンターからトップスピードのまま右サイドから放り込まれたボールを、フィルミーノがスライディングをしながらゴールへ押し込んだものでした。
これまた鮮やか。
ファーストハーフに関しては、これまでよりも、ハイプレスを意識した展開だったように思います。
また、随所でよいポジションにジョーダン・ヘンダーソンが顔を出すことで、チームとしてのまとまりが出ていたように感じました。
ゴールこそ生まれませんでしたが、何度かの決定機もあったし、今の段階ではよい仕上がりだったのではないでしょうか。
特に、イングランド代表勢が元気そうなのが印象的でしたね。
ユーロで披露が蓄積しなかったこともあるのか・・・。
さて、オリギのことに話を戻しますと、ゴールをゲットする前々から良い動きをしていたと、私は見ていました。
ポジション取りといい、相手との駆け引きといい、オリギのスキルが、更にワンランクあがったように思います。
これは!今シーズンのオリギは楽しみですね!
また、シェイ・オジョについて、ちょっとだけ触れてみると、まだ荒削りな部分はあるものの、あのスピードは武器になりそうだと感じた次第です。
相手ディフェンダーにとっては、非常に嫌な存在になるのではないでしょうか。
今回の試合では、負傷者も出なかったし、調整段階としては、良い感触をつかめたものと、私としては思っています。
あえて、マン・オブ・ザ・マッチを選ぶとすれば、やはりディボク・オリギの名前をあげたいと思います。
ゴールを奪っただけではなく、実に質のいい動きをしていたと思うからです。
ここにまだ、ダニー・イングスがいるわけだし、リバプールの攻撃陣。
これからが楽しみですね!