ジェイムズ・ミルナーは36歳になっています。
この年齢で、世界でもトップだと言われるプレミアリーグでプレイをし続けること。
しかも、プレミアでも最もアグレッシブなリバプールに在籍して貢献をしていること。
私は、いろいろな意味で凄い人だと思うのです。
フットボールの世界に限らず、年齢的な限界というものはやって来る。
それをファンがどう見るかですね。
ひとつ言えることは、ここに至るまで第一線でミリーがプレイを続けて来たことは、日頃からの節制の賜であり、精神力の強さだと思うのです。
フィジカル的にも強靱であることは素晴らしいのですが、気力が衰えないところがミリーの逞しさだと私は考えています。
ある程度の年齢になってくれば、気力というものは、どうしても落ちて来る。
いや、落ちて来るという表現は適切ではないかもしれません。
穏やかになり、燃えるものが柔らかくなってゆく。
そういう気配が、ミリーには見えないのです。
さて、そのミリーですが、マンチェスター・シティからリバプールへやって来たのは2015年のことでした。
フリーエイジェントでの加入。
以来、リバプールの公式戦に285試合の出場を果たし、26ゴールを決めています。
リバプールとの契約についてですが、今年の夏で満了に。
そこでリバプールは、あと一年、リバプールに残ってもらうべくミリーに契約延長の話を用意しているとのこと。
Telegraphが報じています。
一年の延長をした場合、2023年の夏までとなりますが、同誌が報じるところによれば、ミリーがその提案にサインをするのは確実だと。
ミリーの場合には、いろいろなポジションをこなすことが出来るプレイヤーだということで評価されていますが、その存在価値は、それだけではないようです。
ニューカッスル戦が終了した後、ユルゲン・クロップ監督がメディアに対してミリーのことを話していました。
ユルゲン・クロップ監督は、例えばこんなことも言っていました。
彼は、ドレッシングルームでも重要な役割を果たしてくれる。
私のように、ネイティブではない監督の場合には、特に彼のような存在が重要なんだ・・・と。
ユルゲン・クロップ監督の英語は、十分に上手だと思いますが、「自分はネイティブではない」と言えるユルゲン・クロップ監督。
そのボスが、ミリーを頼りにしている。
フットボールは、ピッチの上だけで行うものではありません。
チームメイトのために、陰から支える存在も大切。
あとは、ミリーの契約が、報道どおりになるのかを見てみましょう。