復帰の目途がなかなか立たないダニエル・スタリッジですが、昨日行われたユルゲン・クロップの記者会見でも、何ら進展はない・・・というトーンの説明がありました。
クロップとしては、まずは継続的にトレーニングが出来るようになってほしいと願っているようですが、良くなったり、悪くなったりという繰り返しで、コンスタントにトレーニングをすることも出来ていない状況のようです。
スタリッジが絶好調のときを知っている人々ならば、どれだけの才能を持っているかは、分かっているものの、だからこそ望まれることも大きく、現状が長引くほどに、いろいろな噂や意見が湧いてくるものなのでしょう。
リバプールのレジェンド、フィル・トンプソンは、オーナー等は、スタリッジの放出を視野に入れているだろうという趣旨の発言をしています。
トンプソンの発言骨子は、概ね次のようなものです。
○彼を中心にしたチームを構築することはできない。
○彼を中心にした前線を築くこともできない。
○そういったプレイヤーと共に、チームの今後を考えていくのは、非常に難しいことだよ。
○私は、オーナー等が、よく彼のことを見ていると思うよ。
彼がどれくらいの時間、プレイしたのか?
彼は何歳なのか?
とね。
トンプソンとしては、スタリッジをメインとしたチームづくりをしていくことは、もう無理だろうという判断のようです。
さらに、オーナーや首脳陣は、売り時を考えているだろうと・・・。
スタリッジのケースでは、具体的にどの部位が悪くて、欠場期間がどれくらいになるのか?が、極めて不明確だけに、チームづくりという点では計算が立たない部分は確かにあるとは思います。
クラブ首脳が、どう考えどう行動するか?に係っていますが、スタリッジに出来ることは、自己管理をして、しっかりトレーニングをするところからなのでしょう。
エースの復活はあるのか。
リバプールが、新しいストライカーを欲していることは、おそらく間違いないと思うし、スタリッジ自身が、その流れを変える必要に迫られているようにも思えます。