先ほど、アンフィールドで開催されたチャンピオンズリーグ準決勝ファースト・レグ、リバプール対ローマ戦が終了しました。
試合結果は、5-2のスコアでリバプールが勝利しています。
ウェット・コンディションの中でしたが、リバプールはこれまでもそうだったように、苦にしていませんでしたね。
5点を先制しただけに、クリーンシートで終えたかったところですが、むしろセカンド・レグへ向けて緊張感を保つ意味もあると考えたいと思います。
まず、得点経過については、次のとおりです。
■36分:モハメド・サラー
■45+1分:モハメド・サラー
■56分:サディオ・マネ
■61分:ロベルト・フィルミーノ
■69分:ロベルト・フィルミーノ
▲81分:失点
▲85分:失点(PK)
先制点となったモハメド・サラーのゴールは、ロベルト・フィルミーノが中央付近から右へと流し、ボールを引き取ったモハメド・サラーが、ボックス右45度の位置から相手ゴールのファーへ向けて、最高のボールを蹴ったものです。
これだけのシュートを打たれてしまっては、アリソンでもストップ出来なかったと思います。
モハメド・サラーの2ゴール目もお膳立てをしたのはボビーでした。
ピッチのセンター付近で、モハメド・サラーがボビーに叩き、そのまま前進。
ボビーが縦パスを出したところへ、モハメド・サラーが抜け出しており、飛び出してきたゴールキーパーの上に浮かしてゴールしたものです。
リバプールの3点目、サディオ・マネのゴールは、ジェイムズ・ミルナーが自陣の深い位置から右サイド縦にボールを出し、そこへ走っていたモハメド・サラーが丁寧にゴール前へ転がし、サディオ・マネが決めきったものです。
この際、サディオ・マネの背後には、ボビーも詰めていました。
4点目、ボビーのゴールは、トレント・アレクサンダー=アーノルドが上手くボールをさばき、右サイドから崩しに入ります。
またもや、モハメド・サラーが走り、中央へボールを供給、ボビーが合わせたものです。
ボビーにとっての2ゴール目は、右コーナーキックから生まれました。
しっかりとヘッドで叩き込んだもので、ボビーのすぐ背後には、ファン・ダイクも飛んでいたという状況でした。
出来れば、アウェイゴールを許さずに終わりたかったところですが、2失点目となったPKは、ある意味仕方なかったように思います。
シュートブロックに入ったジェイムズ・ミルナーの手に当たってしまったもので、ミルナーとすれば、不運だったとしか言いようがありません。
ただ、1失点目は、改善の余地ありと見ました。
右サイドでのディフェンスの受渡し、ポジショニング、目測と、セカンド・レグでは、ぜひ集中して引き締めて行ってほしいですね。
試合展開をみれば、2失点は余計でしたが、それでも状況が優位であることは事実だと思います。
前述もしましたが、このことで、セカンド・レグには、よい緊張感を持って臨んでほしいですね。
リバプールに心配な点があるとすれば、アレックス・オックスレイド=チェンバレンの負傷です。
試合序盤、タックルに行った際に足を痛めてしまい、ストレッチャーで運ばれています。
アレックス・オックスレイド=チェンバレンまで、長い離脱になってしまうと、ここ1試合!ならば、何とかいけそうですが、プレミアリーグとの兼ね合いでターンオーバーをする際や、途中交代のピースが足りませんね。
まさか、リバプールの中盤が不足する事態になろうとは、予想だに出来ませんでした。
アレックス・オックスレイド=チェンバレンが軽傷であることを祈るばかりですが、状況をみるに、結構回復まで時間がかかるような印象も受けました。
こうなると、ベン・ウッドバーンの出番でしょうか。
ラッキー・ボーイになってくれれば、いいのですが。
リバプールは、交代のピースが限られていたものの、3人を途中交代させています。
■18分:アレックス・オックスレイド=チェンバレン→ジョルジニオ・ワイナルドゥム
■74分:モハメド・サラー→ダニー・イングス
■92分:ロベルト・フィルミーノ→ラグナル・クラヴァン
3点のリードをもって、セカンド・レグに臨むことになったリバプール。
ローマとバルセロナの試合は、当然頭に入っているだろうし、次はより集中していきたいですね。
突発的な事態で、準備が出来ていないにもかかわらず、急きょピッチに入ったジニもよくやったと思うし、ジェイムズ・ミルナーの運動量も素晴らしかった。
また、フロント・スリーは驚異的だし、モハメド・サラーは、もはや神がかっていますね。
セカンド・レグ!
しっかりと勝ちにいきましょう!