フットボールは、ゴールを決めない限り勝利はないスポーツですね。
出来れば、攻撃のバリエーションは豊富に持っていたほうがいい。
セットプレイも、非常に重要な攻撃のピースだということは、ほぼご異論のないところかとおもいます。
今回は、リバプールのセットプレイ時におけるキッカーについて、ちょっと私見を書いてみたいと・・・。
もう、結構以前のことになりますが、私はリバプールには安心して任せられるプレイス・キッカーが不足しているのではないか?という私見を述べさせていただきました。
かつてリバプールには、スティーブン・ジェラードという絶対的にしてワールドクラスのキッカーがおり、フリーキック、コーナーキック、さらにはPKと、異次元の存在感を示していました。
さらに、ルイス・スアレスが在籍していた時期には、スティービーとの2枚看板だった。
さて、あくまで現時点でのリバプールをみると、プレシーズンマッチでは、コーナーキックに関しては、ライアン・ケントが蹴るシーンもよく見かけました。
いいキックを持っているとおもいますが、いかんせんライアン・ケントはレギュラーには至っていない。
昨日の試合をみると、トレント・アレクサンダー・アーノルドが、非凡なキックを持っていることも分かりました。
あとは、時折アルベルト・モレノもフリーキックなどを蹴りますね。
まだ、どうなるか?は、分かりませんが、もしコウチーニョがバルセロナへ行ってしまった場合、プレイスキッカーが絶対的に不足するのではないか?と、個人的に危惧しております。
アーノルドのキックは、前述したように、とてもよかったと思うのですが、コーナーキックの際には、左からのものを蹴っており、モレノが蹴るならば右からでありましょう。
もし、相手のカウンターを受けた場合、両サイドバックがコーナーキックを担当していると、本来のポジションへ帰陣することは無理で、他の誰かがカバーをしなければなりません。
これは、不得手な応対となり、決して理想的な在り方とはおもえません。
リバプールですが、若手には結構プレイスキックを得意としているタイプがいると思います。
ただ、レギュラークラスで、「このプレイヤーだ!」という絶対的なものが不足している。
そのように感じております。
補強。
昨日の試合をみても、負傷者が出たときには、まだまだリバプールは満ちてはいない。
そう感じたし、補強を進める視点として、フリーキックやコーナーキックを蹴れるタイプ・・・ということも念頭においてほしいなと、感じた次第です。
ワトフォード戦では、ゴールにこそなりませんでしたが、ジョエル・マティプ、デヤン・ロブレンと、惜しいヘッドも放っていました。
セットプレイへの守りが課題視されるリバプールですが、実はセットプレイでの攻撃面でも改善すべき余地はある。
私としては、勝手にそんなことを考えているところです。