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リバプール対クリスタルパレス戦(フレンドリー)の結果と感想


先ほど、シンガポールで開催されたリバプール対クリスタルパレス戦が終了しました。
この試合での90分間、ざっくり書くと、リバプールは3セットのチームを出したと言っていいと思います。
試合結果ですが、2-0のクリーンシートでリバプールが勝利しています。

得点経過については、次のとおりです。

■12分:ジョーダン・ヘンダーソン
■47分:モハメド・サラー

先制点となったヘンドのゴールですが、右サイドバックに入っていたジェイムズ・ミルナーが中盤のほぼセンターから右ワイドに展開。
そのボールをハーヴェイ・エリオットがおさめて、敵陣深くからマイナスのクロスを出します。
走り込んで来たヘンドが、右足のインサイドキックで綺麗に決めたもの。
形といい、キックをするポジションといい、ヘンドが得意とするものでしたね。

リバプールの追加点は、セカンドハーフからピッチに入ったモハメド・サラーが左足で決めています。
右ワイドでボールを受けたモーは、トレント・アレクサンダー=アーノルドとのワン・ツーを完成させます。
そのまま相手ゴールへ向かって行きながら、左足でゴールファーに巻くような丁寧なキックを放ったもの。

プレシーズンマッチは、2試合目とあって、これからコンディションを向上させて行くことになりますが、初戦と比較すれば、失点はなかったし、ゴールも決まった。
今後の課題を抽出することもプレシーズンマッチの意味でしょうから、徐々に良くして行きたいですね。

今日のリバプールですが、3セットのチームを出したと書きました。
セカンドハーフ冒頭からのメンバーは、LFCのグラフィックのとおりです。

この顔ぶれが、全員とは言いませんが、いわゆる主軸になって行くと思います。
無論、スタメンで出た中にも欠かせないメンバーはいました。

さらにリバプールは、78分の段階で、大幅にメンバーを交代させています。
この3つ目のチームは、若手主体と言っていいものでした。

これらの交代は、あらかじめ計画されていたものだと思いますが、リバプールにはイレギュラーな交代もありました。
それは、ファーストハーフの終盤にアレックス・オックスレイド=チェンバレンが怪我を負ったもの。
42分頃、決定機をつくり良いシュートを放ったアレックス・オックスレイド=チェンバレンですが、その後ピッチに座り込んでしまいます。
詳しくは、まだ分かりませんが、ハムストリングをやった可能性が高そうです。
この怪我を受け、ユルゲン・クロップ監督は、44分の段階で、アレックス・オックスレイド=チェンバレンに代えて、若手のレイトン・クラークソンをピッチへ送り出しました。

おそらくアレックス・オックスレイド=チェンバレンは、早い段階からフィジカルをつくって来ていたと思います。
それが、またも怪我。
これが残念な出来事でした。

全体を通して見ると、トレント・アレクサンダー=アーノルドとモハメド・サラーがピッチに入ると、やはりリバプールらしさが出て来ますね。
モーに関しては、ベンチにいる時から表情が明るく、何かが吹っ切れた様子をうかがうことが出来ます。
コンディションも良さそうだし、新シーズンも期待ですね。

今後は、少しずつ個々のプレイヤーがピッチに立っている時間を長くして行く段階に入ると思います。
その上で、開幕戦に備える。
リバプールが、良いプレシーズンを送り、負傷者なくスタートできることを祈ります。

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