先ほど、フレンドリーマッチとして行われたリバプール対ダルムシュタット戦が終了しました。
試合は、3-1のスコアでリバプールが勝利しています。
これにより、リバプールは予定したプレシーズンマッチをすべて終え、チェルシー戦に臨むことになります。
まず、得点経過については次のとおりです。
■5分:モハメド・サラー
■8分:ディオゴ・ジョタ
▲10分:失点
■59分:ルイス・ディアス
先に失点のことに触れてみたいと思いますが、ダルムシュタットが後方から前方へと長いキックを蹴り、背後に抜け出された形でした。
リバプールの場合には、よく言われることですが、ディフェンスラインを高くしているので、無造作に長いボールを蹴られたときには要注意ですね。
多くは、アリソンが裁いてくれるものの、強気であると同時にリスクもあるわけで、時にはこういう点の取られ方もあるだろうと思います。
それがリバプールのやり方である一方、ぜひシーズン中に改善して行ってくれればと感じました。
リバプールの得点についてですが、早い時間帯に2ゴールが決まっています。
先制点を決めたのはモハメド・サラー。
これは、左からのコーナーキックをドミニク・ソボスライが蹴り、ルイス・ディアスが薄くヘッドに当てて背後へと流し、足元に来たボールをモーが決めたものです。
ただし、ルイス・ディアスの頭にボールが触れていたかどうか?は、ちょっと判断が付きかねました。
でも、ルイス・ディアスのファイターぶりが出ていて良いシーンだったと思います。
続けざま、8分にはディオゴ・ジョタが決めています。
ダルムシュタットのゴールキーパーがディフェンダーにパスで繋ごうとしたところをモハメド・サラーが狙っており、ボールを奪ってボックス内でディオゴ・ジョタにプレゼント。
ディオゴ・ジョタも落ち着いて決めています。
59分に生まれた3点目は、ルイス・ディアスが決めています。
これもまた、左からのコーナーキックをドミニク・ソボスライが蹴ってのものでした。
ルイス・ディアスの動きが速く、シュートが非常に鋭かったのですが、ソボスライがニアを狙って蹴ったボールに反応したルイス・ディアスがバックヒールでゴールしたような得点シーンでした。
バックヒールと書きましたが、もしかしたら足の裏を使っていたかもしれません。
いずれにしても素晴らしいゴールでした。
今日の試合を観ていて感じたのは、アレクシス・マクアリスターが非常に良かったな!ということです。
ボールに関与する回数も多かったし、プレミアリーグでやって来ただけにボディ・バランスもいいですね。
マクアリスターの存在が、かなりリバプールに恩恵を与えていたと思います。
ドミニク・ソボスライに関しては、記録上は2アシストですね。
一方、トレント・アレクサンダー=アーノルドが中へ入って行きますので、右サイドを留守にした際、ソボスライはよくカバーに入っていたと思います。
一見地味ですが、大切なことですね。
ソボスライについては、イエローカードには気をつけたいとも感じました。
プレミアリーグが開幕して、公式戦の中で輝きを増して行くことでしょう。
リバプールの次の試合は、いよいよプレミアリーグのチェルシー戦になるわけですが、本職のアンカーは間に合わない状態で臨むことになりそうです。
ただ、私は思うのですが、今年のプレシーズンでの大きな収穫は、大きな怪我を誰も負わなかったことではないかと。
見ていて、体が重そうな選手はいなかったし、それぞれコンディションを上げて来ている様子が伝わって来ました。
昨年の夏は、開幕前には既に中盤の危機を抱えていたわけですから、メンバーが揃って公式戦に臨めるのはポジティブだと考えたいですね。
途中から出て来たハーヴェイ・エリオットも元気だし、余談ですがベン・ドークは1対1であれば誰でも抜ける!と思っているような。
若手にとっても良いプレシーズンになりました。
ブラッドリー君など、ちょっと怪我をした部分はありますが、シニアの面々が揃って開幕を迎えられることを歓迎したいと思います。