先ほど、プレシーズンマッチとして行われたリバプール対ヘルタ・ベルリン戦が終了しました。
試合は、3-4のスコアでヘルタ・ベルリンが勝利していますが、これは調整も兼ねたものであり、大切なのは、リバプールが何かを得たかということだと思います。
そういった意味では、リバプールにとって明るい材料がいくつとなく出た試合でしたね。
まず、得点経過を書くと、次のとおりとなります。
▲21分:失点
▲31分:失点
■37分:サディオ・マネ
■42分:南野拓実
▲66分:失点
▲80分:失点
■88分:アレックス・オックスレイド=チェンバレン
21分、31分と、立て続けにゴールを決められたリバプール。
しかし、サディオ・マネと南野拓実のゴールで、ファーストハーフのうちに追いついています。
ヘルタ・ベルリンの2点目はお見事で、あれは相手を褒めるべきだと思います。
今の段階で、サディオとモハメド・サラーの動きは、なかなかいいと思うし、今後よりコンディションを上げて行けば、開幕戦には良い状態で臨めそうです。
また、タキのゴールが生まれたのはポジティブですね。
サディオ・マネのゴールですが、コスタス・ツィミカスが左からドリブルでボックス内に侵入し、中央へ柔らかいボールを供給。
それをゴール前に走り込んで来たサディオが押し込んでいます。
タキのゴールについては、ナビ・ケイタが深い位置でボールを奪い、丁寧且つ正確なパスを縦にとおし、それをモーがダイレクトでヒールで叩き、ゴール前に入って来たタキがしっかりと決めたものです。
ゴールという結果が欲しかったタキにとって、今後に繋がるプレイだったと思います。
プレシーズンとはいえ、相手ゴールネットを揺らす感触を得ることが、タキには最も重要なこと。
88分にアレックス・オックスレイド=チェンバレンが決めたゴールも見事でした。
途中からピッチに入ったファン・ダイクが、相手ボックス内での空中戦で競り勝ち、ボールはアレックス・オックスレイド=チェンバレンの前へ!
それを強烈な右足のボレーで相手ゴールに突き刺したものです。
リバプールは、かなり若手も使ったし、勝敗は気にすることはないと思います。
それ以上に収穫が多かった。
その大きなひとつが、ファン・ダイクとジョー・ゴメスの実戦復帰ですね。
セカンドハーフになると、リバプールはセンターバックにナット・フィリップスとリース・ウィリアムズを送り込みました。
その後、69分の段階で2枚代え。
ファン・ダイクとジョー・ゴメスが揃って復活を果たしています。
ファン・ダイクがボールに触るたびに、客席から大きな声援が起こっていたことが、非常に印象的でした。
まだまだ、100パーセントの状態にするまでには時間が必要だと思いますが、やはりものが違いますね。
ナビ・ケイタも及第点だったと思うし、この調子を今後も継続して行きたいですね。
サディオとモーは心配ないし、オックスレイド=チェンバレンアレックスとタキにもゴールが生まれた。
さらに、ファン・ダイクとジョー・ゴメスの復活!
今日の試合では、数人の選手は45分を超えてプレイをしており、開幕戦へ向けて、良い調整をして行きたいですね。
いずれ、ファビーニョ、チアゴ、ヘンドも帰って来るし、試合に敗れはしましたが、得るものの多かった90分間だったと思います。
ファン・ダイクとジョー・ゴメスには、おかえり!と、心から祝福したいという気持ちでいる私です。