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CLカラバフ戦プレビュー|遠藤航が背負うアンフィールドの夜

In the match between Liverpool and Karabakh, Wataru Endo will be key.

アンフィールドに、再びヨーロッパの夜が訪れます。
チャンピオンズリーグ・リーグフェーズ最終節、リバプールはカラバフを迎え撃つことになります。

この一戦に勝利すれば、レッズは自動的にベスト16進出が決定。
既にノックアウト・プレーオフ以上の順位は確保していますが、トップ8入りと“2月の消耗戦”を回避できるかどうかは、この90分にかかっています。

リバプールの台所事情を見ると、とりわけセンターバックの人員不足が、この試合の最大のトピックとなっていると言っていいでしょう。

リバプール対カラバフ戦の試合日程及び放送・配信予定(CLリーグフェーズ)

センターバック不在という現実

先週末のプレミアリーグ、AFCボーンマス戦で負傷交代となったジョー・ゴメスは、このカラバフ戦を欠場することが決まりました。
アルネ・スロット監督は、試合前日の記者会見で次のように明言しておりました。

「明日の夜の試合には出場できないことを確認した」(ジョー・ゴメスのこと)

さらに、イブラヒマ・コナテは家庭の事情で不在。
ジョヴァンニ・レオーニも膝の負傷により長期にメンバーから外れています。
ファン・ダイクを除けば、純粋なセンターバックを起用できる選択肢は、事実上ゼロに近いという厳しい状況です。

もう結構以前から私は憂いているのですが、ファン・ダイクにも時には休養を与えないと、いかにキャプテンとはいえども疲弊してしまうと思います。
それが出来ないのが、リバプールの現状でもあるのですが。

スロット監督は率直に状況を語りました。

「明日はセンターバックのポジションに、純粋なセンターバックを置くことができない。他にセンターバックがいないので、ミッドフィールダーをそこで起用するしかない。スタメンを決める上では、戦術的な要素も含まれることになるが」

この言葉が示すのは、“即席の最終ライン”でヨーロッパの舞台に立つということです。

遠藤航、再び最終ラインへ

その中で、もっとも現実的な選択肢として名前が挙がるのが、遠藤航です。

日本代表キャプテンは、ボーンマス戦でゴメスの負傷を受け、34分にピッチへと送り出されました。
フィルジル・ファン・ダイクの隣でセンターバックを務め、これが実に12月6日以来となるリバプールでの出場だったのです。

スロット監督は、遠藤の状態についても包み隠さず語っています。

「彼(遠藤)はかなり長い間、怪我で離脱していた。ボーンマス戦では長い時間プレーしなければならず、そして明日も試合があり、その3日後にはまた次の試合が控えているんだ」

連戦の中で、しかも本職ではないポジション。
簡単な状況ではないことは明らか。
それでも、センターバック不在という現実の中で、遠藤の出場は極めて濃厚だと思われます。

ファン・ダイクの隣に立つのは、純粋なディフェンダーではなく、“読みとポジショニングで勝負するミッドフィールダー”。
この構図そのものが、今のリバプールの苦境と同時に、ここぞという時の遠藤への信頼の証でもあります。

実際、現地でも遠藤がボーンマス戦で見せたセンターバックとしてのパフォーマンスは、高い評価を得ていますので。


攻撃陣の動向とメンバー状況

前線には、いくつかの明るい材料があります。

フェデリコ・キエーザは、直近2試合を欠場していたものの、この試合前日のトレーニングには参加しました。
コンディション次第では、ベンチ入り、あるいは起用の可能性も見えて来そうです。

一方、ウーゴ・エキティケは、ボーンマス戦ではベンチスタートでしたが、先発復帰の可能性もゼロではありません。
スロット監督は、その起用法についてこう説明しています。

「彼(エキティケ)は2週間ほどケガで離脱していて、その後はかなり多くの試合をこなさなければならなかった。そして、これから数カ月の間、9番のポジションで起用できる選手が1人しかいない状況だ。だからこそ、彼の負荷を管理する必要があると判断したよ」

また、コナー・ブラッドリーとアレクサンダー・イサクは長期離脱中。
さらに、カーティス・ジョーンズは、この試合でイエローカードを受けた場合、次のチャンピオンズリーグの試合が出場停止となります。
試合の流れだけではなく、カードマネジメントも重要な要素になることでしょう。

勝てばベスト16、アンフィールドの意味

リバプールは、すでにノックアウト・プレーオフ以上の進出を確保しています。
しかし、このカラバフ戦に勝利すれば、自動的にベスト16進出が決まるのです。

それは単なる“次のラウンド”という意味だけではありません。
2月のプレーオフ2試合を回避し、過密日程と選手の消耗を抑えられることは、プレミアリーグとの二正面作戦を戦う上で、計り知れない価値を持つように思います。

遠藤が象徴する一戦

センターバックがいない。

だからこそ、ミッドフィールダーが最終ラインに立つ。

この非常事態の中で、遠藤航が再び背負うことになるアンフィールドの夜は、単なる“ポジションの代役”ではありません。
準備を怠らず、必要とされた場所に立ち続ける。
その姿勢そのものが、今のリバプールの戦い方を象徴しているようにも見えるのです。

勝利してベスト16を決めるのか。それとも、苦しい台所事情の中で、さらなる試練を背負うのか。

カラバフ戦は、順位表以上に、チームの“芯”が試される90分になりそうです。

ずばり!カラバフ戦のキーマンは遠藤航だと言っても間違いではないと私は思っています。

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