先ほど、アンフィールドで開催されたプレミアリーグ第10節、リバプール対トッテナム戦が終了しました。
試合は、2-1のスコアで、リバプールが逆転勝利をおさめています。
得点差以上に、両チームの現時点における実力差が出た内容だったと思います。
先制をしたのはトッテナムで、キックオフ直後、1分のこと。
しかし、リバプールは、52分にジョーダン・ヘンダーソンが同点ゴールを決め、75分にはサディオ・マネが獲得したPKをモハメド・サラーが落ち着いて決めたことで、逆転に成功をしています。
まず、ヘンドが決めた同点ゴールですが、ファビーニョがボックス内に柔らかく浮かしたボールを供給。
ボックス内の右寄りから、相手の背後へ走り込んで来たキャプテンが、左足のボレーをよく抑えて決めています。
リバプールの2点目は、サディオ・マネが快足を飛ばしての独走がきっかけとなります。
ボックス内に突入したサディオ・マネが足をかけられPKを獲得。
キッカーを努めたモハメド・サラーが、しっかりと決めて、逆転に成功しています。
いきなりリードを奪われたリバプールでしたが、試合の入りから良かったと思うし、私が感じたのは、ファーストハーフから全体のパフォーマンスがよく、最近数試合の中では、最も良い出来映えだったということです。
ただ、1点ビハインドだというだけであり、試合内容は圧倒したのではないでしょうか。
特に、トレント・アレクサンダー=アーノルドとアンディ・ロバートソンの躍動感は素晴らしく、積極的な動き、キックの精度が抜群でした。
皆がハードワークをした中でも、両サイドバックが目立つのですから、ある意味凄いことではないかと。
私が受けていた印象では、シェフィールド戦以来、勝ちはしていたものの、リバプールのパフォーマンスは、やや下がっていたと感じていました。
たとえば、小さなミスが出たりと。
しかし、今日のトッテナム戦は、気持ちも集中していたし、各プレイも正確且つ鋭かった。
点差で語るよりも、内容面で讃えたい一試合になったと思います。
それぞれのプレイヤーがハードワークをし、チームとして機能した。
ファビーニョの存在も、実に効いていました。
危なげなく処理していたので、目立ってはいませんが、アリソンも非常に安定をしていて、良いパフォーマンスを見せてくれたことも頼もしいものがありました。
各スタッツは、稿を別にしますが、リバプールが相当上回っていた内容に。
一点、心配なことがあるとすれば、試合途中で、モハメド・サラーが足首を気にしてピッチに座り込み、途中交代をしたことです。
間違いなく、リーグカップのアーセナル戦では休養を与えることでしょう。
2-1の勝利ではありますが、内容的に非常に見どころがあり、リバプールにとって良い試合になったと思います。
さらに、勢いをつけて、連勝街道を走りたいですね。
そのためにも、目の前の一試合に集中して行きたいところです。
なお、文末になりましたが、リバプールは3人の交代枠を使っています。
■77分:ジョルジニオ・ワイナルドゥム → ジェイムズ・ミルナー
■85分:モハメド・サラー → ジョー・ゴメス
■90+3分:ロベルト・フィルミーノ → ディボック・オリギ
モーに代わって、ジョー・ゴメスがピッチインしたわけですが、ゴメスは右サイドバックに入り、トレント・アレクサンダー=アーノルドがポジションを高くすることで、リバプールは試合を締めました。
ジェイムズ・ミルナーもベテランらしい試合の終わらせ方をしていたし、リバプールの良さが随所に出た試合だったと言っていいでしょう。
90分間、常に集中し、戦う姿勢を見せてくれたリバプールを讃えたいと思います。
ビハインドになっても動じなかった。
それが、この試合の結果に繋がったと確信します。