先ほど、アンフィールドで開催されたプレミアリーグ第27節、リバプール対ウェストハム戦が終了しました。
試合は、3-2のスコアでリバプールが勝利しています。
今日のウェストハムはテンションが高く、非常に厳しい状況にもなりましたが、リバプールは逆転勝利をおさめています。
まず、得点経過については、次のとおりです。
■9分:ジョルジニオ・ワイナルドゥム
▲12分:失点
▲54分:失点
■68分:モハメド・サラー
■81分:サディオ・マネ
リバプールは、ご覧のとおり早い時間帯に先制しますが、一時期はビハインドとなります。
しかし、ここはアンフィールド!
モハメド・サラー、サディオ・マネと、取るべき人が決めて、しっかりと勝ち点3を積み上げています。
これでリバプールは、プレミアリーグ18連勝を成し遂げたことに。
先制点となったジョルジニオ・ワイナルドゥムのゴールですが、トレント・アレクサンダー=アーノルドが難しい体勢で右からのクロスを供給します。
そのボールに対し、ジニは若干下がりながらのヘッド。
簡単なシュートではありませんでしたが、強いヘッドを放ち、決めきっています。
逆転を許し、同点に追い付いたモハメド・サラーのシュートですが、中盤からアレックス・オックスレイド=チェンバレンが左ワイドへと展開。
アンディ・ロバートソンが、グラウンダーのクロスを供給し、モハメド・サラーが左足で合わせに行ったもの。
シュート自体は、強いものではなく、ゴールキーパーの正面でしたが、これをトンネル。
リバプールにとっては、多少ラッキーなゴールとなっています。
さらにリバプールは、勝ち点3を取るべく、追加点を狙い、サディオ・マネが右足で押し込んでいます。
これは、トレント・アレクサンダー=アーノルドがぎりぎりの体勢からゴール前に折り返した浮いたボールにサディオ・マネが反応し、しっかりと決めたもの。
その後、オフサイドの判定にはなりましたが、サディオはもう一本のシュートで相手ゴールネットを揺らしており、やはり違いを見せつけた感があります。
また、トレントのクロスも相手にとっては嫌なものだったことでしょう。
今日の試合ですが、2失点はしたものの、私が見るに、ジョー・ゴメスのパフォーマンスが良かったように思います。
特に、対人において強さを再三見せており、ファン・ダイクとのパートナーシップが熟成して来たように感じます。
さらに、試合終盤でのアリソンのスーパーセーブもありました。
攻めて来る相手を逆に追い込んで行くかのようなアリソンの飛び出しやポジショニングは、本当に彼にしか出来ない芸当ですね。
スタメンで出場をしたナビ・ケイタもまったく悪くはありませんでしたが、途中でアレックス・オックスレイド=チェンバレンと交代。
オックスレイド=チェンバレンがピッチに入ったことで、攻撃の引き出しが増えて、ダイナミックな展開が可能になったように、私には感じられました。
印象的だったのは、逆転を許した際にカメラに抜かれたキャプテン・ジョーダン・ヘンダーソンの表情。
自分が出られない悔しさがにじみ出ていたように思います。
しかし、チームメイト達は、最後まで戦い、勝ち点3をゲットした。
今シーズンのリバプールは、決して楽勝が多いわけではありません。
むしろ、苦しい試合で勝ちきっているというものの方が多い。
この点が、昨シーズン以前とは違うところでしょうか。
タフな試合をものにし、勝ち点3を取り切ったことは、実に大きいし、今後改善すべき点を改善して、より成熟度の高いチームにして行ってほしいですね。
やはり、アンフィールドは要塞である。
そう実感した今日の試合でした。
なお、リバプールはこの試合において、2人の交代枠を使っています。
■57分:ナビ・ケイタ → アレックス・オックスレイド=チェンバレン
■90+1分:サディオ・マネ → ジョエル・マティプ
ジョエル・マティプの投入については、時間を使うという意味と、守備を固めるという明確なメッセージがあったと思います。
実戦から離れていますので、少しずつ試合勘を取り戻して行きたいですね。
簡単な試合ではありませんでしたが、それでも勝ちきったリバプール。
諦めない姿勢に拍手を送りたいと思います。