既に、ご存知の皆様が多いことと思いますが、ユニフォームのサプライヤー契約をめぐり、ニューバランスがリバプールを法的に訴えるという状況になっていました。
この裁判においては、リバプールが勝訴し、来シーズンからはナイキのユニフォームになることが有力視されています。
この件は、SKy Sportsなどのメディアが取り上げており、同誌によればニューバランスがリバプールに支払っていた金額は、年間£40mだったとのこと。
両者の契約は、今シーズンをもって満了となりますが、リバプールは契約更新を拒否。
そのことから、ニューバランスが訴訟に踏み切っていたものでした。
リバプールとナイキの動きについても、以前から多々報道がなされてきましたが、その実現が現実味を帯びてきたと見る筋が多いようです。
以前、ちょっとだけ触れましたが、ナイキはヨーロッパチャンピオンであるリバプールの価値を高く評価し、契約に至る場合には、英国最高額の金額を提供することになるとされています。
こと、ユニフォーム・サプライヤーという点でいえば、ファンの皆様の中にあっても、好き嫌いはあることでしょう。
一方、クラブの経営面を強固にするという動きも当然ながらある。
リバプールは、より条件の良いナイキを選択する方向へ動くことになるであろうことが、より現実味を帯びてきました。
なお、リバプールのスポークスマンは、「今回の判決に満足している」旨の声明を出したとのこと。
ニューバランスとは、長くパートナーであり、チャンピオンズリーグ制覇も同社のユニフォームで成し遂げました。
裁判という形にはなりましたが、今シーズンはまだ続くわけであり、ぜひ良好な関係を維持して、共に戦ってほしいと思います。
クラブの宿命として、どうしても経営面を重視しなければならない。
リバプールが、より強いチームとなるために、様々な面での更なる改革が進んで行くことになりそうです。