ユルゲン・クロップがリバプールへ持ち込んだもの。
パッション!だと私は思います。
レッズの新しい指揮官にユルゲン・クロップ監督が就任して以来、俄然面白いフットボールを見せてくれるようになり、何よりチームもサポーターも明るくなりましたね。
今シーズンをもってリバプールの監督から離れることが発表されたわけですが、今の私には何かを書くことが出来ません。
感謝とか、歓びとか、嬉しかったこととか、悔しかったこととか・・・。
何を書いたとしても、、絶対に「あれを書き損ねた、あの言葉を落としていた」ということになってしまうことが自明の理だからです。
ユルゲン・クロップが、今シーズンをもってリバプールを退団。
思えば批判をされたこともあったクロップさん。
振るわなかった昨シーズンなどは、それが顕著でしたね。
それも監督業の宿命といえばそれまでですが、クロップさんは常に笑顔を絶やさず、戦う姿勢を崩しませんでした。
あの時、アダム・ララーナが歓び勇んでセレブレーションで真っ直ぐにクロップさんのもとへ。
顔をくしゃくしゃにして、メガネを壊してしまったクロップさん。
クロップさんが来る前のリバプールといえば、ヨーロッパリーグの出場権を得られるか?無理か?という戦績のシーズンが多かったわけです。
しかし、情熱的なドイツ人監督はリバプールを戦えるチームに成長させ、クラブとして獲得可能な主要タイトルはヨーロッパリーグを除いてすべてを手にしました。
特に大きな功績は、初のプレミアリーグ制覇ですね。
ただ、あの時にはスタンドにファンがいませんでした。
その忘れ物を持ち帰りに行かなければいけませんね。
今回に限っては、あえて自分世代のことを書かせていただきます。
私は、ビル・シャンクリー、ボブ・ペイズリーが率いたリバプールも見て来ました。
ひとつ言えることは、ユルゲン・クロップという男は、偉大なる2人と並び称されるだけの贈り物をリバプールにくれたこと。
リバプールの選手にとっても、この指揮官と共に過ごせる時間は半年を切っています。
ユルゲンのもとで戦い、その後ろ姿を見送れることを誇りとし、残りシーズンを存分に楽しく、のびのびとやってほしいですね。
ドイツからマージーサイドへやって来た指揮官と過ごせる日々を愛おしみ、大切にしていきたい。
言葉が整うはずもありません。
まだまだ、クロップさんのことは書いていきますし、心を込めて伝え続けて行きたいと思います。