リバプールには、栄光の背番号というものがありますね。
長い歴史を持つ名門だけに、この番号といえば彼!というものがあります。
たとえば、リバプールを代表する番号が7であり、ケビン・キーガンやケニー・ダルグリッシュが身につけていました。
また、8番といえば、あのスティーブン・ジェラードが背負った番号。
さらに、ゴールゲッターの象徴として、9番という特別な番号があります。
その代名詞といえば、まずイアン・ラッシュの名前をあげることができます。
イアン・ラッシュは、リバプール在籍中、公式戦660試合に出場し、その決めたゴールは346という金字塔を打ち立てています。
さらに、9番といえば、ロビー・ファウラーも有名です。
さて、昨日引退を表明したフェルナンド・トーレスもリバプールのエースナンバーである9番を背負っていました。
そのフェルナンド・トーレスが去ってから、なぜかリバプールの9番は、本来の才能を発揮できずに来てしまったことも事実です。
しかし、いまやそれも新しい頁が刻まれる時が来たようです。
ロベルト・フィルミーノの存在があるからです。
特徴的なのは、ロベルト・フィルミーノに関しては、前述した3人とは、タイプがまったく異なること。
純粋なストライカーというよりも、何でも出来るある意味異色な9番だと思うのです。
たとえば、自らがゴールを決めなくても、周りにいるチームメイトを存分に活かすことができる。
サディオ・マネ、モハメド・サラーが、ゴールを量産してきた背景には、間違いなくロベルト・フィルミーノの貢献があったと、私は思います。
ロベルト・フィルミーノの場合には、いろいろな場所に顔を出せるし、繋ぎのプレイも得意です。
周りがよく見えているから、味方を最高レベルで活用することも出来る。
時には、背中に目があるのではないか!とさえ思えるようなプレイも見せてくれます。
ロベルト・フィルミーノは、リバプールという歴史あるクラブにあって、新しい9番の形を持ち込んだ。
私は、そのように考えています。
これからも、さらにボビーは活躍をすることでしょう。
プレイぶりを見ていると、ボビーのアイディアは無限大!
私には、そう思えてしまいます。
新しいタイプの9番が、リバプールに更なる栄光をもたらすことに期待して。