ファンが選ぶ2月のプレイヤー・オブ・ザ・マンスに輝いたルーカス・レイバですが、怪我人が相次ぐ中、ハードな試合日程をこなすため、献身的にチームを支えた姿勢が、ファンの胸を打ったということかと思います。
ウェンブリーでの大舞台でもセンターバックを務めたルーカスは、その役割を楽しめたと語っており、また将来センターバックでプレイすることがあるかもしれないという趣旨の発言をしています。
(LL)
今年は、新しい役割も担うことになったね。
私はミッドフィールダーとして沢山の試合に出場してきたけど、たしか5試合くらいはセンターバックとしてプレイしたね。
楽しんだよ。
そのポジションで、上手くプレイできたと思うんだ。
将来のことは、まだ分からないけど、私はまた、そのポジションでプレイできると思っているよ。
監督が適正を見抜き、若いうちからポジションを変更するケースもあれば、年齢と共に自分に見合った役割を果たしていくプレイヤーもいます。
ルーカスに守備的ミッドフィールダーの道を与えたのは、ある意味ラファエル・ベニテスだったと思います。
リバプールにやって来た早々は、何かとシャビ・アロンソと比較され、非常に苦しんだルーカスでしたが、ポジションを若干変えることにより、自分流のスタイルを確立することができた。
そしてまた、ルーカスにひとつの転機が訪れようとしているのかもしれません。
ルーカスとしては、試合に出て、チームに貢献できるならば、センターバックでも喜んでやる!という気持ちなのだと、私は思います。
たとえば、バルセロナへ行ったマスチェラーノも、リバプール時代とは異なる役割を任されいまだに活躍しています。
ルーカスが、これからも長くリバプールで主力プレイヤーとして生き残るために、ボールを裁けるセンターバックという道を選ぶことも、ありなのかもしれません。
まずはルーカスに関しては、負傷を癒やしてほしいし、また元気な姿をピッチで見せてほしいと願います。
そのときの役割がどんなものなのか?
おそらくユルゲン・クロップも、よくよく将来を見据えて考えていることでしょう。