時を遡ること13年前の今日、2007年8月27日のこと。
グレミオからやって来た若きブラジル人が、リバプールでのデビューを飾りました。
その名はルーカス・レイバ。
長きにわたるリバプールでのキャリア、その始まりの日です。
ラファ・ベニテス監督時代を思い出すと、ミッドフィールダーに素晴らしい選手達が揃っていたと私は思います。
特に、セントラル・ミッドフィールダーは充実していましたね。
在籍した期間に多少の前後はありますが、スティーブン・ジェラード、シャビ・アロンソ、ハビエル・マスチェラーノ、またモモ・シソコなどもおりました。
そんなチームに入って来た若きブラジル人。
数字で選手の実績を語ることは簡単です。
しかし、ルーカスが残した貢献は、決して数字では表せない。
およそ10年の歳月をリバプールで過ごしたルーカス。
フットボーラーとして旬だった20歳代をリバプールに捧げています。
リバプールに加入して以来、ルーカスが歩んで来た道は、決して平坦ではありませんでした。
率直に言って、批判もされたものです。
それにめげず、ルーカスは努力でポジションを取り、リバプールのシーズン最優秀選手に選ばれたことさえあります。
また、ルーカスを試練が襲ったことのひとつに大きな怪我があります。
シーズンを棒に振るような大怪我でした。
ルーカス自身がよくがんばったし、ファンも支えた、チームメイトも支えた。
その経験があるから、ルーカスは仲間が怪我をすれば、毎日のようにリハビリに立ち会うなど、ピッチ外でもチームに貢献をしています。
素晴らしいプレイヤー、偉大なプレイヤーを数多く輩出して来たリバプール。
一方で、ルーカスのようないぶし銀の存在もある。
ブラジル生まれのスカウサー。
そう呼ばせてもらいたいと思います。
ルーカス、いつまでも元気で!
心から応援しています。