ノッティンガム・フォレスト戦で決勝ゴールを挙げたアレクシス・マクアリスター。
チームに勝点3をもたらした一撃でしたが、試合後に彼の口から語られたのは満足感ではなく、パフォーマンスへの厳しい自己評価でした。
勝利の陰に見据えた課題、そして一度取り消されたゴールの先にあった強い確信。
その言葉からは、リバプールが求める基準の高さが伝わってくるようです。
決勝ゴールの主役となったマクアリスター
プレミアリーグ第27節、ノッティンガム・フォレスト戦で決勝点を挙げたアレクシス・マクアリスターが、試合後のインタビューで率直な心境を明かしました。
Sky Sportsの取材に対し、彼は「正直に言えば複雑な気持ちだ」と語っているのです。
「ゴールを決めるのは大好きだし、勝つことも大好きだ。そういう意味では本当に良い一日だったと思う。
でも一方で、僕たちはあまり良いプレーができなかった。改善しなければならないことはたくさんある。でも、やっぱり勝ったときのほうが気分はいいよね。」
決勝ゴールのヒーローでありながら、内容への満足はなかったというマクアリスター。
そこには、結果だけでは満たされない基準の高さがにじんでいたように思います。
ゴールの予感があった瞬間
試合では一度ネットを揺らしながらも、VARの介入により、そのゴールは取り消されることとなりました。
それでもマクアリスターの中では、次の瞬間がすでに見えていたようです。
「スローインになる前から、もう一度チャンスが来ると思っていた。
ウーゴ(エキティケ)にも『これは僕たちのゴールになる場面だ』と話していたんだ。あの場面だったのか、その次だったのかは分からないけど、もう一度チャンスが来た。そして、それが決まって本当に嬉しいよ。」
訪れるべき瞬間を信じ続けていたからこそ、再び巡ってきたチャンスを逃さなかった。
そこに私は、マクアリスターの強さを垣間見ました。
「僕たちの基準ではなかった」率直な自己評価
さらにBBC Sportの取材では、チーム全体のパフォーマンスについても率直な言葉をマクアリスターは残していました。
「今週しっかり試合を分析する必要があるけど、前半はまったく良くなかった。ポジショニング、強度、プレス――何も良くなかったね。
自陣ボックス内の守備については良かったかもしれない。いくつかシュートをブロックできたからね。
でも全体としては良くなかったし、僕たちの基準には達していなかった。」
後半についても評価は慎重でした。
「後半も良かったとは言えないけど、少しは良くなった。いくつかチャンスも作れたし、何より大事なのは試合に勝ったことだよ。」
勝利の中にあっても課題を見失わない姿勢は、現在のリバプールが、チームとして改善していく姿を象徴しているのかもしれません。
諦めなかった心が導いた決勝点
一度は歓喜しかけたゴールが取り消される――選手にとってそれは、気持ちが切れてしまっても不思議ではない瞬間です。
それでもマクアリスターは、次のチャンスが訪れることを疑わなかった。
スローインの前から再びゴールの場面を思い描き、仲間に言葉をかけ、そして実際にその瞬間を引き寄せたのです。
派手な言葉ではなく、静かな確信。
決して焦らず、決して諦めない心。
その揺るがぬハートこそが、フォレスト戦の勝利を決定づけた最大の理由だったのではないでしょうか。
ゴールとは、時に技術ではなく信念によって生まれる。
マクアリスターが示したのは、まさにその姿だったように私には思えるのです。