ユーロ本大会のホスト国となるフランスですが、デシャン監督が代表チームのメンバーを発表しました。
この中に、ママドゥ・サコーの名前はありませんでしたが、今回ばかりは致し方ないと言えそうです。
自国開催のユーロだっただけに、サコーも出場したかったでしょうが、ドーピング検査で陽性反応を示し、現在出場停止処分中とあって、さすがにデシャン監督としても選ぶことは出来なかったことと思われます。
ヨーロッパリーグ、対マンチェスター・ユナイテッド戦に際し実施された検査において、サコーの検体が陽性反応を示し、現在30日間の出場停止処分を課せられているサコーですが、UEFAもさらに厳密に調査中でしょうし、可能性としては6ヶ月の出場停止、最長だと2年間まで及ぶことも想定しておく必要があります。
プレシーズンまでには、サコーの最終的な処分内容は決まっていると考えられますが、リバプールとしては、リスク管理の面からも、サコー不在を想定して新チームづくりを施す必要があると思います。
リバプール、クラブとしては、まさに寝耳に水のニュースだったことでしょう。
サコー自身にとっては、せっかくのフランスで開催されるユーロに出場できないことは、痛恨の極みかと思いますが、今できることは、しっかりとした生活を続け、処分の軽減を祈るしかありませんね。
トップアスリートにとって、薬物問題というものは、本人はもちろん、周囲もよくよく注意しないと、同じことが繰り返される可能性もゼロとは言えません。
ルールがある以上、スポーツマンとしては尊重しなければならない。
サコーも、今回の事態をよい教訓として、再びピッチへ戻ってきたときには、ベストコンディションでいられるように、しっかり準備をしておいてほしいと思います。