ユルゲン・クロップ監督は、就任後早い段階で、「ドルトムントからスター・プレイヤーを連れて来るような手法は採らない」と明言しました。
これは、当然の如く湧いてくるであろう、移籍に関する噂や質問を牽制する意味合いもあったと思います。
とにかく、今はリバプールというチームを知り、強化することに専念したいという、クロップの意思表示でもあったことでしょう。
それでも、やはりメディアとしては、クロップによって育てられたドルトムントのプレイヤーが、リバプールへやって来る可能性について、避けてはいられないようです。
リバプールの補強候補としては、既に何人かの名前が取り沙汰されていますが、来年の夏にはマルコ・ロイスを取りにいく!という方針をチームとして持っているとか・・・。
ただ、リバプールの補強に関する権限が、実際問題どのように決着しているのか?
そのへんも、しっかり見ていく必要があると思います。
もし、クロップに大きな権限が委ねられているとすれば、周囲の雑音に惑わされず、自分が欲するプレイヤー獲得に動くことでしょう。
その際、強引にドルトムントのエースを引っ張ってくるようなことをするのか?
実際、今の段階では、来年の夏については、ほぼ白紙ではないでしょうか。
クロップとすれば、まずは今いるプレイヤー達の才能を開花させ、伸ばし、戦えるチームにする。
その一点に集中していると思われます。
ただ、冬、1月の補強となれば、話は別です。
負傷者の蓄積により、明らかに手薄になっているポジションもある。
ここはひとつ、1月の補強と、来年の夏のそれは、しっかり分けて考える必要がありそうです。