私は時々ですが、代表監督の発言も見聞きすることがあります。
ドイツのヨアヒム・レーヴ監督は、以前からマリオ・ゲッツェの今後に気を配っているように見えたし、実際今年の夏以降のことについてアドバイスもしてきた形跡があります。
バイエルンでは思うような出場機会に恵まれなかったマリオ・ゲッツェですが、ユーロに臨むドイツ代表候補には、しっかりと招集されています。
これは、ヨアヒム・レーヴ自身が、マリオ・ゲッツェの才能を評価しており、期待をしているからこその人選かと思います。
ただ、マリオ・ゲッツェを代表招集したものの、ヨアヒム・レーヴとしては、本当にマリオ・ゲッツェを信頼し必要としてくれる監督の元へ行ったほうがよいという意見でいるようです。
代表監督ともなれば、その人選に関して、時に批判を浴びることもあるでしょう。
たとえ監督本人が気に入っていたとしても、クラブチームで活躍していないプレイヤーをいつでも招集するというのは難しくなるかと思います。
おそらく、ヨアヒム・レーヴの立場としては、これ以上マリオ・ゲッツェの出場機会が減少するようであれば、ドイツ代表にも招集しにくくなるという一抹の危惧があるのかもしれません。
ヨアヒム・レーヴは、こんなことを言っています。
「マリオに必要なものは自信であり、彼をチームに必要としてくれる監督なんだ」
ヨアヒム・レーヴは更に、「時に変化というものは、新たな刺激を生むこともある」という趣旨の発言もしています。
代表監督という立場上、「どこそこへ行ったほうがいいよ!」とは公言できないでしょうが、おそらくヨアヒム・レーヴの心中には、マリオ・ゲッツェを最も良く知るユルゲン・クロップの元で再生してほしいという期待があるのではないでしょうか。
ユーロの関係で、マリオ・ゲッツェはヨアヒム・レーヴと接する機会も増えるだろうし、率直に相談をしてみたらいいと思います。
どれだけ素晴らしい才能をもったプレイヤーでも、試合に出場できなければ、宝の持ち腐れになってしまいますからね。