かつてリバプールのセンターバックとして活躍をしたマルティン・シュクルテルですが、スロバキア代表に参加しており、3月25日に行われた試合において、心配な事態が生じていたようです。
この日は、タイで開催されたキングスカップ決勝で、スロバキアはタイと対戦をしていました。
アクシデントが起こったのは27分のこと。
その状況については、Dailymailが報じており、相手プレイヤーが蹴ったボールが、至近距離にいたマルティン・シュクルテルの顔面を直撃、倒れ込んだマルティン・シュクルテルは意識が飛んでしまった状態だったそうです。
このとき、同誌によれば、マルティン・シュクルテルは舌が巻かれてしまった状態だったそうで、窒息の危険があることから、チームメイトが迅速に手を口の中へと入れ、舌を引き出したとのこと・・・。
非常に心配な状況だったことがうかがえます。
結果的に大事には至らなかったということで、それはよかったのですが、ちょっと疑問を呈したいのは、そういったアクシデントが起こった後も、マルティン・シュクルテルにプレイを続行させたということです。
事故の後、約45分間はピッチにいたとされています。
どの試合も大切という理論もあるでしょうが、一瞬であれ、意識を失って倒れたプレイヤーに、こういった試合でプレイを続行させる必要があったのか?
ちょっと疑問に思います。
プレイを続行したのは、マルティン・シュクルテル自身の意思だったかもしれませんが、監督、コーチ、あるいはレフリー、ドクターは、適切な判断だったと思っているのでしょうか。
試合後には、検査が行われたようで、異常はないとのことですが、プレイヤーの安全を優先するという発想があってもよかったように、私としては感じます。
兎にも角にも、マルティン・シュクルテルが無事だったということで、まずは一安心ですが、こういったケースでの対応について、今後の課題にしてほしいですね。