今シーズンは、本来のポジションではない左サイドバックでプレイをしているジェイムズ・ミルナーですが、本当によくやってくれていると思います。
本来、どんなポジションでも高いクオリティーでこなせるミルナーですが、このように毎試合左サイドバックでプレイしたことは初めてのことではないでしょうか。
まず、間違いなくマンチェスター・シティ戦でも左サイドバックとして出て来るであろうミルナー。
ミルナー自身にとっては、古巣との対決ですね!
いまやミルナーはリバプールの副キャプテン。
堂々とした姿をピッチで示してほしいと思います。
さて、そのミルナーが左サイドバックで成功していることについて、ユルゲン・クロップは、驚くことではないという趣旨の発言をしています。
ここでは、Liverpoolfc.comが掲載しているものから、その一部をご紹介してみたいと思います。
(Jürgen Klopp)
フットボールは、ここ数年で変化を遂げたんだ。
以前と比べたら、異なるプレイヤーが、異なるポジションで、異なるスキルを発揮するところが見られることだろう。
私達としては、ミリー(ミルナー)が、どのポジションでもやれることは明確に分かっていたことだ。
それほど驚くようなことじゃないよ。
物事は変化し、プレイヤーはといえば、それに適応していく必要があるんだ。
私達は、このプレイヤーがずっと好きだったし、彼を起用するためにあらゆることにトライすべきなのは明白だったんだ。
ここ数年で、フットボールは変化した。
ユルゲン・クロップが優れた成果を収めてきた監督であるがゆえに、その流れを見逃していないということでしょうか。
先を読む眼と言ってもよさそうです。
たしかに、ミルナーが務める左サイドバックは、従来のそれとはプレイスタイル、あるいは質が異なっているように思います。
とにかく、クロスを入れる数が本職のサイドバックよりも圧倒的に多いのですから。
ミルナー自身も、ユルゲン・クロップが求めているサイドバックの役割は違うという趣旨の発言をしていました。
時に、ウィングであったり、場合によっては中盤のポジションに入り込んでくることもある。
ユルゲン・クロップが実現しようとするフットボールには、いくつかの特徴がありますが、サイドバックに対する考え方も、独自、オリジナルなものがありそうです。