既に、マンチェスター・シティ戦の試合結果と感想の中で書かせていただいたことですが、私は改めて、モハメド・サラーとサディオ・マネのスキルに感服しました。
スペシャルなプレイヤーであることは分かっているものの、プレシーズンマッチ初登場で、いきなり存在感を発揮するとは。
持っているものが違いますね。
素晴らしいと思います。
1点ビハインドとなったリバプールは、62分にモハメド・サラーを投入。
これにより、モハメド・サラーとサディオ・マネが揃うことになったリバプールは、試合のテンポが大胆に変わっていきます。
しかも、モハメド・サラーは、ピッチに入って1分も経たないうちにゴール!
彼等2人が入ったことで、チーム全体に活気が満ち、試合を展開するスピードも格段にアップしたと思います。
まるで、エンジンを載せ替えたかのように。
また、私が感心したのは、相手陣内で、スローイングにしてしまってもいいシーンで、モハメド・サラーは、全力疾走してボールを取りに走ったこと。
「プレシーズンマッチだからね・・・」という気持ちも、幾分持っていた私の中に、火がつくことを認識させてくれました。
こういった追いかける姿勢というのは、清々しいですね。
サディオ・マネも、下がった位置でも貢献していたし、ゴール前への飛び込みに、強い気持ちを感じました。
モハメド・サラーとサディオ・マネが揃ったことで、周囲のプレイヤーも触発されたのか、その動きに活気を呈したと思います。
たとえば、ドミニク・ソランケは、明らかに動きがよくなったし、ベン・ウッドバーンも積極果敢なプレスを行うようになったと感じます。
私は、これまでのベン・ウッドバーンは、まだ本調子ではないと見ていました。
しかし、前線にスーパーな2人が入ることで、引っ張られるように、好パフォーマンスを見せるようになった。
前線まで繋げば何とかしてくれる!
この気持ちを持てることは、本当に大きな違いを生み出すのですね。
何より嬉しいのは、ワールドカップでは失意も味わった2人が、元気な姿を見せてくれたこと。
コンディションも良さそうです。
初登場の時点で、これだけのパフォーマンスを示せれば、プレミアリーグの開幕までには、間違いなくフィットしていることでしょう。
これから合流してくるロベルト・フィルミーノも、ワールドカップでは、さほど疲弊していないと思われます。
リバプールが誇るフロントスリー!
今シーズンも猛威をふるうことになりそうです。
モハメド・サラーとサディオ・マネが入ることで、これだけの違いが出来る。
まさに、格の違いを見せつけた試合だったと思います。