プレイヤー

個人賞よりもチームとしてトロフィーを獲得する方が誇り / モハメド・サラー(インタビューその2)

Mohamed Salah

モハメド・サラーは、プレミアリーグの歴史に残る記録の数々を打ち立てており、リバプールの選手としても偉大な記録を打ち立てて来ました。
もはやレジェンドだと呼んでいいように思いますが、そのサラーがリバプールとの契約を延長。
サラーが受けたインタビューをご紹介しており、これが第2回目となります。

インタビューの1回目については、次のリンクでご覧いただけますので、もしよかったらご参照ください。

リバプールでの将来を誓ったモハメド・サラー / ここにいられて本当に幸せだよ(インタビューその1)

<2022年に最後の契約を結んだ時、あなたはクラブ歴代得点ランキングで9位だったね。
今こうして話している時点で、3位に浮上しているわけで、その偉業について、どれくらい誇りに思っているかな?>

それは素晴らしいことだけど、チームとしてトロフィーを獲得した時の方がもっと誇りに思うよ。
チームで何かを勝ち取って、自分がゴールを決めたり関与したりしていれば、それが人々の記憶に残るものだしね。
個人の賞だけを手にしても、何も勝ち取っていなければ、それほど嬉しくはないんだ。

<個人の功績や受賞について話したくないのは分かっているけど、あなたは今プレミアリーグの得点王であり、アシスト数でもトップだよね。単なる得点者というわけではないと思うが?>

自分はただの良いウィンガーで、仕事を果たしているだけだ。
チームが試合に勝ち続けていて、大きなトロフィーに近づいているなら、それが一番大切なことなんだよ。

<あと4ゴールで、プレミアリーグ歴代得点ランキングで4位になるね。ウィンガーとしては悪くない記録だよね?>

もちろんそうさ。
正直に言って、それは素晴らしいことだ。
でもやはり、ゴールを決めていて、ほとんどの試合に関与していて、なおかつチームがビッグタイトルに近づいているなら、それこそが本当に信じられないくらい幸せな気持ちになるんだよ。

<2017年に初めてメルウッドに来た時、そこから8年が経ち、今ではチームのベテランとしてリーダーシップグループの一員になっているね。若い選手たちの手本となる立場としての責任を、どのくらい楽しんでいる?>

正直、とても楽しんでいるよ。
ここに来たのは24歳か25歳の頃で、選手としても人としてもここで成長して来た。
若い選手たちが私に質問しに来てくれるときは本当に嬉しいし、みんなと素晴らしい関係を築けているしね。
時々、彼らを見て思わず笑ってしまうこともあるんだ。
というのも、自分もかつて同じ立場にいたからね。
プレッシャーに押しつぶされそうになることもあって、物事を違う視点で見てしまうこともある。
でも成長すると、見方が変わって来るんだ。
これまで担ってきた役割に、とても満足しているよ。

<朝、トレーニングに来るときに「自分は若い選手たちの手本なんだ」と意識することはある?>

それについてあまり考えることはないかな。
自分がどれだけプロフェッショナルかは分かっているし、いつも一番に来てきちんと仕事をこなそうとしているんだ。
ここでも家でも、常にプロ意識を持って行動するようにしている。
でも、「ロールモデルであるかどうか」についてはあまり意識していないよ。
自分自身が楽しもうとしているだけだし、若い選手たちはとても賢いので、時々私のやっていることを真似しようとしてくれる。
彼らも朝早くからジムに来たりしていて、今のところうまくいっていると思うよ。

個人賞よりもチームとして好成績を残し栄冠を勝ち取る!
それこそが歓びだと語ったサラー。
いつ頃からだったでしょうか?
サラーは、自らシュートに行くだけではなく、周囲のチームメイトを活かそうというプレイをするようになりました。
ディフェンス面でも貢献する姿が多くなっているように思います。
さて、契約延長が決定したサラーが、残りシーズンでどんな活躍を見せてくれるかが楽しみです。

応援いただけるようでしたら(投げ銭)を『OFUSEで応援する』からお願いできれば励みになります!

-プレイヤー
-,