プレイヤー 思い出の選手達

Past players~思い出の選手達~ボウデヴィン・ゼンデン

Boudewijn Zenden


折りにふれて、かつてリバプールで活躍をした選手達を取り上げております。
第3回目は誰にしようか?と思いつつ、決めてから「この選手をご存知の方々がいてくださればいいな!」という気持ちに。
勿論、当然知っている!という方もいらっしゃると思いますが、リバプールに在籍をした期間こそ長いとは言えないもののKOPから愛された選手のことを。

今回取り上げるのはボウデヴィン・ゼンデンです。
愛称は『ボロ』。
オランダ人選手であり、PSVやバルセロナ、チェルシーなどを経て、2005年にフリーでリバプールへ加入。
2007年までの約2年間、レッズの選手としてプレーをしました。

ゼンデンはといえば、左寄りの要員として獲得された節があるものの中盤のセンターなど幅広いポジションをこなせるタイプであり、よく言われるユーティリティープレイヤーの先駆け的な存在だったように思います。
ものすごくインパクトがある活躍をした!というよりも、その堅実さと安定感、貢献度の高さでKOPから人気があった選手でした。

リバプールには優れたオランダ人選手達がおり、現在もファン・ダイクをはじめ主力級にオランダの選手達が並んでいます。
ゼンデンのリバプールにおけるキャリアですが、よく知られるオランダ人選手としてディルク・カイトが入って来た時期、まだリバプールにおり、カイトがプレミアリーグに慣れるようにとても助けになっていたということが思い出されます。

言い方が適切かは分かりませんが、ゼンデンもいわゆるカルトヒーローの一人ではないか!
そう思っている私です。

リバプールファンの間では語り継がれているウェストハムとのFAカップ決勝。
これは俗にThe Gerrard Finalと呼ばれているもので、この試合でゼンデンは途中出場。
優勝のトロフィーを掲げる一員となりました。

リバプールにおけるゼンデンの公式戦試合出場数は、さほど多くありません。
この背景には、2005年12月に行われたフラム戦での試合中に膝前十字靭帯を負傷し長期離脱に繋がったことが大きく影響していたと思います。
多くのファンから、たとえ控えであっても常に準備を怠ることがないプロフェッショナル!と尊敬もされたゼンデン。
リバプールとオランダの系譜、そこに名を連ねる一人だと私は思っています。

応援いただけるようでしたら(投げ銭)を『OFUSEで応援する』からお願いできれば励みになります!

-プレイヤー, 思い出の選手達
-,