ある人物のある発言を巡って、リバプールファンの中には心おだやかではなかった方々もいらっしゃると思います。
多数の財務規則違反をプレミアリーグから公表され、重い処分の可能性もあると見られているマンチェスター・シティですが、過日のことグアルディオラ監督が口にした発言についてです。
自分があずかっているクラブを擁護するためだったと思いますが、マンチェスター・シティを取り巻く今回の件とは、まったく関係のないレジェンドの名前を出すのは、良いものとは言えなかったと思います。
私自身、最初にグアルディオラ監督の発言を知ったとき、面白くないものを感じました。
さすがに、スティーブン・ジェラードが2014年にチェルシー戦でスリップしたことを例に出したことについては批判もあったようで、グアルディオラ監督は、スティーブン・ジェラードに謝罪したことを明らかにしました。
Sky Sportsが報じています。
あの監督は、頭脳明晰な人物だと思っていましたので、今回のことは意外でした。
ただ、一度口にしてしまった言葉は取り消せない。
多くのリバプールファンにとって、スティーブン・ジェラードは、レジェンド中のレジェンドであり、マンチェスター・シティの経営問題を釈明をする場所で、あの時のことを語ることはフェアではないと私は思います。
グアルディオラ監督も、必死にクラブを擁護したかったのでしょうが、ちょっと勇み足でしたね。
ただ、大切なことは、何があってもスティービーはリバプールが誇るレジェンドであるということ。
心に残るリバプールのヒーローだったということではないでしょうか。
グアルディオラ監督がアクシデントを持ち出したところで、大多数のリバプールファンが、スティービーへのリスペクトを変えるとは思えません。
スティービーの悲願は、間違いなくプレミアリーグの制覇でした。
それが目前に迫っている中、あのスリップは起きた。
キャプテンとして、どんな思いを抱いていたのか?は、本人でなければ知る由もありません。
私は、あの出来事も含めてスティービーのフットボーラー人生だったと思っています。
その上で、レッズの8番を愛し続けている。
マンチェスター・シティが当面している財務規則違反とスティービーは無関係。
それだけは、間違いのない事実です。