この夏、リバプールのセンターバックとして新しい仲間となったラグナル・クラヴァンですが、出場機会こそ多くはないものの、プレシーズンの時点からスムーズに馴染めたように見えますし、安心感があるプレイヤーだと思います。
クラヴァンは、リバプールのコーチ陣が良い指導をしてくれているので、どのメンバーであっても準備が常に出来ていると語っています。
ベテランの言葉だけに、ファンとしても有り難い気持ちになります。
ここでは、そのクラヴァンがLiverpool FC magazineへ寄せている言葉の一部をご紹介してみたいと思います。
(RK)
デヤンとジョエルは、二人とも本当に良いセンターバックだし、このレベルになると、他の誰かと比べようとしたって、それほど大きな違いはないものだよ。
リバプールにいるプレイヤー達は、誰もがレベルが高いね。
それに、ここには完璧なコーチングスタッフがいて、私達がやりたいプレイを実現できるように、適切な指導をしてくれるんだ。
だから、ポジションに関わらず、誰もがすーっとチームに飛び込めるようになるんだよ。
もし、スターティング・イレブンに入れない週があったとしても、同じようにコーチしてもらえるし、アイディアも貰えるんだ。
同じように取り組めるってことだよ。
ヨーロッパでの大会がないとは言っても、私達には沢山の試合があるしね。
だから、監督が必要とするときには、プレイヤーが難なく入れ替われる流動的なシステムを持っているのは、とってもいいことだと思うよ。
もちろん私は、彼(クロップ)の元で彼等(ドルトムント)が、どんな風にプレイをしていたかは、ちょっとは知っているよ。
でも、その詳細は分からなかった。
今、私達は、そこに取り組んでいるんだ。
ここでは、とっても細かい部分までやっているし、慣れるまでには、ちょっと時間はかかるね。
私はこれまで、こういったスタイルでやったことはなかったんだ。
違うスタイルのフットボールをしてきたわけだけど、だからこそ、私達にとってプレシーズンは、とっても重要なものになったね。
私達は、夏の間に、それは沢山の仕事をしたよ。
私にとって、ここへ来られたことはラッキーだったよ。
毎日、彼のためにプレイが出来るのだからね。
そして、何か新しいものを彼から学んでいるんだ。
クラヴァンは偉いな!と思います。
普通ならば、出場機会が少ない!と、愚痴を言うプレイヤーも多いことでしょう。
ドルトムントのプレイ、その背景、根底にあるものは、はっきりとは見えなかった。
しかし、その何か・・・をリバプールで直接見つけることが出来た。
クラヴァンに、リバプールへ来てラッキーだった!と、言わせてしまうユルゲン・クロップとは。