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ラヒーム・スターリングの心 リバプールにあらず


ラヒーム・スターリングとの契約延長交渉が暗礁に乗り上げていたリバプールですが、プレミアリーグ最終節、ストーク戦が迫ったこともあり、交渉を再開する予定でいたそうです。

しかしながら、BBCやSkySportsをはじめ、ほとんど全てといっていいメディアが、スターリングはリバプールに残るつもりはない・・・という記事を大々的に報じています。

まず、私なりの意見を書かせていただきますと、以前から何度も繰り返して来たように、肝要なのは・・・・
スターリングの心がリバプールにあるのか?ないのか?
それだけだと思っています。

チームに心のないプレイヤーを残し、起用しても、他のメンバーに悪影響を及ぼしかねないと思うのです。

リバプールとしては、「この夏にスターリングを放出することはない」と、繰り返しているようですが、表の言葉と裏の動きは異なることも、十分に予想されますね。

スターリング側との会談に立ち会うのは、ブレンダン・ロジャーズとイアン・エアだとも言われていますが、この話し合いによって、残留か?移籍か?が決まるともメディアは報じています。

現時点では、スターリングがリバプールから去りたい!という意向と伝える方向だとも言われ、クラブとしても決断のときを迎えるということになると思われます。

スターリングは以前、「金ではなくトロフィーがほしい」と発言していましたが、私が思うには、スターリングはまだ二十歳・・・。
自分の力でリバプールをトップ4、さらにはタイトル獲得へ導こう!という気持ちはないのでしょうか?

簡潔に言ってしまえば、リバプールというクラブに対する思いは、スティーブン・ジェラードやジェイミー・キャラガーなどとは、全然違う!ということでありましょう。

とにかく、目先のことしか見えていないように、私には思えるのですが・・・・。

また、スターリング側が不快に感じ、「怒っている」と報じられているのは、過去の交渉のことをオープンにされたということのようです。
(2度のオファーを断ったという事実)

でも、そういったことは、ビッグクラブのフットボーラーであれば、誰もが受ける洗礼ですよね。
何も、スターリングに限ったことではないし、シティへ行こうが、アーセナル、チェルシーへ行こうが、同じことでしょう。

キャラガーあたりは、「スターリングは代理人を替えろ!」と、お怒りのようですが、私は冒頭で書いたように、ここまでこじれ、スターリングの心がリバプールにない・・・と、はっきりした以上、放出やむなし!と、思っております。

あとは、ビジネスとして、いかに高く彼を売り、良い補強の資金を生み出せるかに集中したほうがよい。
そう思います。

最後にひとつ、付け加えますと、スターリングは、十分過ぎるほどの出場機会をもらってきました。
大切にされてきた。

ルイス・スアレスが、アーセナル移籍報道でこじれたときには、ロジャーズは、チームとの合流禁止処分まで課しています。
スアレスのケースとは、状況が違う・・・とはいえ、そのときと比べて、ロジャーズの対応は、格差があり過ぎはしないか!?

若手を育成し、素晴らしいプレイヤーへと導く才能、さらには人間性は素晴らしいロジャーズですが、勝負師としての資質には、ちょっと疑問符がつきそうな思いもいたします。

以前、書きましたように、今のリバプールは、完全にクラブの求心力を失っていると思われます。
スタリッジの根本手術にも似た、クラブに潜む問題、その根っこの部分を抜本的に改革するときが、来たのではないでしょうか。

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