２－０のクリーンシートで勝利したニューカッスル戦においては、リバプールにとってポジティブな要素が、いくつかあったと思います。
そのひとつが、私としては、ジョーダン・ヘンダーソンが帰って来たことだと思っております。
ちょっとした問題を抱えているとされ、このところスタメンから外れていたわけですが、ニューカッスル戦では、９０分間のフルタイム出場を果たしましたね。
アンカーの位置を担当したヘンドは、まさに扇の要の如く、左右へとパスを散らし、相手のディフェンスラインを間延びさせようと試みていました。
また、相手にボールが渡った際の寄せも厳しかったですね。
ボールを失ったときには、すぐにヘンドが間合いを詰め、奪い返すシーンが印象に残りました。
ユルゲン・クロップ監督が判断をし、無理をさせずに来たわけですが、ニューカッスル戦でのパフォーマンスを見ると、好調なときのヘンドに戻っているように感じたところです。
何より、９０分間のフル出場を果たしたことは、本人にとっても自信に繋がったことでしょう。
今後ですが、リバプールはチャンピオンズリーグのポルト戦をアンフィールドで行い、その次にはマンチェスター・ユナイテッド戦が待っています。
ヘンドに関しては、ポルト戦は休ませて、マンチェスター・ユナイテッド戦に備えさせる方向か？と、私は考えています。
前述したような、左右へのパスワーク。
ピッチを広く使って、相手を動かす展開力。
さらに、ボール・ロストの際におけるプレスと。
ヘンドが見せてくれたパフォーマンスは、秀逸だったと思う次第です。
マンチェスター・ユナイテッド戦を前に、リバプールにとっては、ポジティブな要素となりそうです。
これで、中盤にジョルジニオ・ワイナルドゥムが戻ってくれば、かなり層の厚い布陣となることでしょう。
まずは、チャンピオンズリーグのベスト８進出を決めて、その上でマンチェスター・ユナイテッドを倒す。
リバプールにとって、大切な一週間となりそうです。