少年時代をリバプールで過ごし、その後いくつかのクラブを経験したリッキー・ランバート。
一昨シーズンには、サウサンプトンで見事な活躍を見せ、イングランド代表に選出されるまでになりました。
それだけの実績を残したこともあり、昨年の夏、古巣リバプールへの復帰を果たしたわけですが、ランバートにとっては、決して満足のいくシーズンにはなりませんでしたね。
出場試合数も少なかったものの、出番があったとしても、セカンドハーフの残り僅かな時間帯とか、フルに才能を発揮できる環境ではなかったことも、悲しいかな現実だと思います。
さらに、ランバートの状況を厳しくしているのは、リバプールが新たに、イングス、ベンテケを獲得し、オリギも戻って来ているという事実。
また、秋口にはエース、ダニエル・スタリッジが戻って来るとなれば、昨シーズンより更に出場機会が減少すると見るほうが妥当かもしれません。
ランバートに関しては、かねてからウェスト・ブロムが欲しがっているという記事がありましたが、いくつかのメディアが、レスターもランバートを欲しがっていると報じてきました。
この動きに、一石を投じそうなのが、ウェスト・ブロム、トニー・ピューリス監督の発言です。
ピューリスは自ら、ランバートがいかに優れたストライカーであるかを強調し、ぜひ来てほしい!という言葉を述べたそうです。
状況からすると、ウェスト・ブロム行きの可能性が濃い・・・と、考えるほうが妥当でしょうか。
ランバートには、ぜひリバプールで幸せな生活を送ってほしかった!と、かげながら応援していましたが、出番がない状況であれば、ファンとしても受け入れざるを得ない事実かもしれません。
そうなると、9番が空くわけですが・・・。
やはり、ベンテケが背負うのでしょうか?
リバプールとしては、ランバート、ボリーニ、さらにはバロテッリといった昨シーズンのストライカー・トリオの行き先をどうまとめられるのか?
まさに、フロントの手腕が試されるときのように思います。