ロブ・レンセンブリンク氏。
私などは、少年時代の癖で、どうしてもロベルト・レンセンブリンクと呼んでしまいます。
イメージとしては、もう一人のヨハン・クライフと表現したら分かりやすいでしょうか。
オランダ代表のスタープレイヤーであり、オレンジ旋風を巻き起こしたチームの一員でした。
そのレンセンブリンク氏が、2020年1月24日にご逝去されたようです。
まだ、詳しい情報が分からないので、オランダ代表などが功績を讃えるメッセージを出していることなどを見るに留まっている私です。
72年間の人生でした。
プレイスタイル、その風貌までが、ヨハン・クライフと類似しており、全盛期もクライフと被っている。
それが、レンセンブリンク氏にとって幸福だったのか?不運だったのか?は、本人にしか分かりません。
あの有名な西ドイツワールドカップ、さらにアルゼンチンワールドカップと、レンセンブリンク氏はオランダ代表の攻撃陣を支える一人でした。
当時、私が憶えているのは、アンデルリヒトに凄いプレイヤーがいる!という情報であり、その格好良さからサッカー雑誌のポスターになったりしていることでした。
リバプールと出会い、好きになり、少しずつ視野を広げて行く中で、このレンセンブリンク氏のことも知りました。
影のヨハン・クライフ!と、個人的に思ったことも鮮明に憶えています。
繰り返しますが、とにかく格好いいプレイヤーでした。
オランダには、あまりに大きな存在として14番を背負ったヨハン・クライフがいる。
一方で、オランダの人々にとって、レンセンブリンク氏も忘れ難いスターでありましょう。
心躍らせてくれた西ドイツワールドカップでのトータル・フットボール。
現代に至るフットボールのスタイル、原型を突きつけた革命だと私は思っています。
そのヒーローの一人が天に召された。
ここに、心からご冥福をお祈りいたします。
どうぞ、安らかに。
RIP