リバプールの9番については、昨日もちょっぴり触れましたが、改めて雑感的に、リバプールの9番について書いてみたいと思います。
7番、8番、9番と、リバプールにとっては栄光のナンバーであり、この番号を身につけることは、プレイヤーにとって名誉だと言えるでしょう。
しかし、近年に限っていえば、リバプールの9番は、なぜか結果を出せない状況が続いてきました。
まず、リバプールの9番といえば、クラブ史に燦然と輝く点取り屋イアン・ラッシュの名前が浮かびます。
ロビー・ファウラーもいれば、フェルナンド・トーレスもリバプール時代には素晴らしい活躍を見せてくれました。
そのフェルナンド・トーレス以降、何人かが9番を背負いましたが、思うような成績を残せずに来たことも事実です。
以下、フェルナンド・トーレスがリバプールを去った後の9番について、リバプールでの公式戦でのゴール数を振り返っておきたいと思います。
■アンディ・キャロル
58試合出場、11ゴール
(プレミアリーグでは、44試合出場、6ゴール)
■イアゴ・アスパス
15試合出場、1ゴール
(プレミアリーグでは、14試合出場ゴールなし)
■リッキー・ランバート
36試合出場、3ゴール
(プレミアリーグでは、25試合出場、2ゴール)
■クリスティアン・ベンテケ
42試合出場、10ゴール
(プレミアリーグでは、29試合出場、9ゴール)
ロベルト・フィルミーノは、一般的に言われるところの、典型的な9番ではないと思います。
いろいろなポジションをこなせるし、ディフェンスの意識も高い。
アシストなど、お膳立てをすることも得意です。
それでも、私が思うには、ロベルト・フィルミーノは、ゴールという数字の上でも、近年続く連鎖を断ち切ってくれると確信しています。
ロベルト・フィルミーノには、それを実現するに十分な才能とテクニック、さらにはフィジカルの強さが備わっていると思うからです。
また、リバプールへやって来て以来、尻上がりにフィット感が増していることも大きいですね。
さらに、ロベルト・フィルミーノの近くには、ブラジルの同朋であるコウチもいるし、ぜひともリバプールの9番史に残るような名プレイヤーになってほしい!と、心から願っています。
やってくれることでしょう。