以前、速報的に、ママドゥ・サコーがツアー先であるアメリカからリバプールへの帰国を命じられたという記事をご紹介しましたが、負傷のリハビリに専念するためというより、サコーの練習態度、あるいは生活の乱れに原因があったようです。
サコーをアメリカへ連れていく前には、既に負傷はしており、おそらくそれが問題ではないだろうとは推測できましたし、同じく怪我を負っているルーカス・レイバとジョー・ゴメスは、しっかりアメリカでリハビリを行っていますしね・・・。
どうも、サコーの規律違反や生活態度の乱れが、一度では済まず、繰り返されたことから、さすがにユルゲン・クロップも、今回の決断に至ったというのが真相のようです。
サコー自身に、チームのルールを破る行いがあったとして、厳重注意をして更正させるという手もあったとは思いますが、リバプールにとっては、今が非常に重要な時期。
しかも、新しくリバプールへやって来たプレイヤー達もいますしね。
クロップとしては、サコーの態度が、他のプレイヤーに伝染することを怖れたのかもしれません。
開放的な国、アメリカへ渡ったことで、サコーのハートがうきうきしてしまったのか?
しかし、それを差し引いても、他のプレイヤー達は、レギュラー争いのため必死に立ち向かっているわけだし、特にサコーの場合は、一日も早く患部を治療して、ピッチへと戻る意欲を示す必要があったことと思います。
おそらく、サコーの生活態度を見て、クロップとしては、サコー本人にとっても、チームメイトにとっても、悪影響を与えると判断したのでしょう。
これにより、サコーは、あたらチームメイトとのコミュニケーションを深める機会を失ってしまいました。
仮に、怪我が回復したとしても、クロップがサコーをメインのセンターバックとして起用するのか?も、不透明になってきた感もあります。
ダニー・イングスといい、ジョー・ゴメスといい、あるいはルーカス・レイバもそうですが、大きな怪我に苦しむ経験を経て、必死にがんばっているわけですから、クロップとしては、見るに見かねた・・・ということかもしれません。
サコーの件については、英国の様々なメディアが、今後のこと、リバプールでの将来を不安視する論調で記事を書いており、この事態をどう収めるのか?も、リバプールの課題となりそうです。
ただ、クラブがどのようにサコーにペナルティーを科したとしても、結局はサコー本人が、自ら気持ちを改めなければ、物事は前へ進まないようにも思えます。
今一度、サコーには、初心へと帰ってほしいですね。