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モハメド・サラーはあらゆる段階でワールドクラスだったと語るユルゲン・クロップ監督

Mohamed Salah

人間は、誰しも年齢を重ねるものですが、それはモーも例外ではありません。
ただ、数字上の年齢と、個々の人物が持っているフィジカルは同一には扱えませんよね。
モハメド・サラーですが、局面、局面で体幹の強さを見せており、アタッカーとして円熟の境地を迎えている感もあります。

モハメド・サラーの場合には、若い頃にはもの凄いスピードを持っていましたが、今はまた違った強さを身につけているように思えるのです。
ローマからリバプールへやって来たモーですが、当時はそれほど大騒ぎされたわけではありませんでした。
悪くないんじゃない的な反応が多かったかと。

ただ、リバプールに加入したモーは、いきなりゴールを量産し、見る者を驚かせたものでした。
ローマ時代も勿論良いプレイヤーでしたが、リバプールにやって来たことで才能が開花したと言ってもいいでしょう。
そのモーについて、ユルゲン・クロップ監督は、今でもワールドクラスだと語りました。
このことはBBCも記事にしており、例えばクロップさんは、こんなことも言っています。

Jurgen Klopp
若い時期のモーは、スーパーがつくほど速いプレイヤーだった。
やって来た初日から、彼は様々なことをしなければいけなかったのだが、実に良く適応していたよ。
ただ、プレイメーカーの役割を果たしていたのは、おそらくボビー(フィルミーノ)だったね。
敵陣のより深いポジションでプレイをするのに2人はいらないんだ。
必要なのはボックス内にいるプレイヤーとラインを超えてゴールを運ぶプレイヤーだからね。
今は少し違う、ダルウィン(ヌニェス)がプレイをしているときは特にそうだよ。
我々には、もう1人のスピードのあるプレイヤーがいるから、モーのポジションは明らかに変わったんだ。
彼(モー)は賢いからいろいろなことに適応できるしね。
ここへやって来て以来、大きな成長を遂げたが、あらゆる段階で彼はワールドクラスだったよ。
彼は、スペースのことをよく理解しており、相手がどう反応して来るかも分かっている。
もし、得点ができなかったとしても、彼は脅威になり得るんだ。
これは、実に、実に重要なことなんだよ。
エバートン戦でのパフォーマンスが歴史に残るわけではないが、2ゴールを決めているのだから大きいね。
他の試合では、もっと良いパフォーマンスをしていたのにゴールを決められないこともあったものの、脅威になり続けることが重要なんだよ。
そうすることで、他のメンバーにとって広いスペースができるからだ。

クロップさんは、仮にモーがゴールを決めないにしても、常に脅威であり続けることが重要なのだと語っています。
モーが相手にとっての脅威でいれば、他のプレイヤーにエリアができ、チャンスが来ると。
今回のコメントの中でクロップさんは、モーを他の30代のプレイヤーと比べることはできないとも話していました。
ジェイムズ・ミルナーもそうでしたね。

興味深かったのは、ダルウィン・ヌニェスが入ったときは、明らかにモーの役割が変わるということでした。
まあ、ダルウィンの場合には、プレミアリーグのスピード・キングですからね。
こういったことを知ると、モーとダルウィンが一緒にピッチにいるときの役割分担などが面白くなりそうです。
明日の試合、さっそくそれを見られるでしょうか。

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