ヨーロッパリーグ、グループBのリバプール対ボルドー戦。
普段では、なかなかお目にかかれないシーンもありました。
ゴールキーパーの6秒ルールが適用され、相手にフリーキックが与えられたものです。
このことに関しては、いろいろなご意見があるものと思います。
ジャッジの基準、適用の仕方を問題視する場合。
シモン・ミニョレが持ち過ぎだと考える場合。
結果的に、ミニョレが与えたフリーキックはゴールに繋がり、リバプールは先制点を奪われるわけですが、まず脱線すると、ゴールからあれだけの至近距離で、壁が立っているのに、枠に飛ばして決めるというのは、敵ながら天晴れだったと思います。
なかなか決まりませんよね。
実際は・・・。
6秒ルールに関しては、現実には破っているゴールキーパーが数え切れないほどいると思います。
たとえば、レフリーに、こんな対応を求めることも出来るかと思います。
・まず、ミニョレに注意を与える。
・それでも繰り返すようならば、そのときにファールを取る・・・。
一方、ミニョレのこれからのために、あえて厳しく言うならば、時には戦況を落ち着かせるために、あるいは時間をかけたほうがいい時には、長くボールを持ったとしても、相手ディフェンダーが戻り切る前に、素早くフィードすることを心がける必要もあるかな・・・と、思います。
リバプールのゴールキーパーでいえば、ぺぺ・レイナが、カウンターへつながるフィードの名手でしたね。
ミニョレにも、あのイメージを少しでも抱いてもらえればと期待します。
今回の件は、ミニョレにとって、今後の勉強になったと捉えておきましょうか。
それにしても、リバプールが勝ったからいいものの、そうでない結果だった場合には、ミニョレも笑ってはいられなかったことでしょう。
さて、このことについて、ミニョレは試合後に、次のようなことを語っています。
(SM)
ルールでは6秒だ。
でも、それが適用されるケースは、ほとんどないよね。
ぼくは、ベストな選択肢を探していて、そこに出そうと思っていたんだ。
でもルールがあるわけだし受け入れる。
これを教訓にして、次からは、素早くキックするよ。
それにしても、ミニョレが保持していた秒数が22秒とは・・・。
背番号分だけキープしたということでしょうか(__;)
とはいえ、ミニョレとしては、あまりにも明るくユルゲン・クロップに迎えられたので、ネガティブな思いも薄まったことでしょう。
今回は、リバプールも勝ったことだし、ミニョレには、自身が言っているように、今後の教訓にしてもらい、よりよいゴールキーパーへと成長してほしいと願うところです。
ひとつ言えるのは、ヨーロッパの舞台でプレイする際には、レフリーの判断基準も、早い段階でしっかり把握することですね。
これもまた、良い経験と・・・・。