先日のQPR戦は、リオ・ファーディナンドの奥様が亡くなった直後での試合でした。
この場でも、慎んでご冥福をお祈りいたします。
さて、この試合のキックオフに先立って、キャプテン、スティーブン・ジェラードが、リオのために花束を渡していたそうです。
QPRを代表して、ジョイ・バートンが受け取ったとのこと。
何気ないことに思うかもしれませんが、他クラブのことであっても共に讃え、共に冥福を祈るという所作は、イングランドのフットボール文化が持つ素晴らしさだと思います。
長く続くイングランド・フットボールの歴史。
栄光に満ちた日々もあれば、悲劇に見舞われた時もある。
それらを忘れずに、お互いのために拍手をし、あるいは黙祷をする。
見習いたい文化だと、私は思います。
リオは、マンチェスター・ユナイテッドに在籍した年数が多く、いわゆる長年に渡るライバルだったわけですが、何か事あれば悲しみを分かち合う。
ステキなことですね。
こんな風に書いてくると、私達のキャプテン、スティーブン・ジェラードの勇姿を見られるのも、あと僅かだということを改めて実感します。
特に、アンフィールドでは、あと一試合のみ。
素晴らしい雰囲気で送り出したいですね。
これまでの感謝を込めて。
クラブの歴史を支えて来た功績を讃えて。
マンチェスター・ユナイテッドが躓いていることもあり、トップ4争いも、まだまだ緊張感あるものになっています。
まずは、次節のチェルシー戦。
必勝を期したいところです。
これからの一試合、一試合が、キャプテンのメモリアル・デイですね。