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ユルゲン・クロップ監督の信頼に応えたいと語る南野拓実


南野拓実が、リバプールのプレイヤーとなったのは、2020年1月1日のこと。
これは、正式にメンバーになった日であり、リバプールへやって来ることは、2019年中には決まっていました。
この事実が表しているとおり、リバプールあるいはユルゲン・クロップ監督は、かなり早い段階から南野拓実獲得に動いていたことになります。
それだけのものを持っているからこそのことでありましょう。

南野拓実自身、ユルゲン・クロップ監督からの信頼を感じているようで、その期待に応えたいという趣旨の発言をしています。

リバプールでのデビュー戦となったのは、FAカップでのエバートン戦。
さらに、プレミアリーグデビューは、ウルブス戦でした。
このウルブス戦への出場は、サディオ・マネにアクシデントが発生した関係であり、突然のピッチインであり、サディオの代役ということで、実際かなり難しい部分があったのではないでしょうか。

そのウルブス戦を振り返って、南野拓実が発言をしたもので、その言葉は、LFCもオフィシャルで報じており、この場では、その一部ですが、私なりにまとめてみたいと思います。

Takumi Minamino
監督が、ぼくへ寄せてくれる信頼を感じるんだ。
だから、彼の期待に応えたいと、ぼくは心底欲しているよ。
個人的に言えば、自分の(ウルブス戦での)パフォーマンスには満足していない。
だからこそ、ぼくをサポートしてくれる人々の期待に応えたいんだ。
ぼくのメンタリティーは、行ける準備が出来ていた。
そこで、ぼくが考えていたことといえば、どうしたらスムーズにチームにフィットできるか、試合に入れるかということだったよ。
何のプレッシャーも感じなかった。
ぼくには失うものは何もないからね。
どちらのサイドであってもぼくはプレイが出来るよ。
ただそれは、よりフルバックと連携が取れるかという意味においてなんだ。
お互いの理解を深め合うことが出来れば、もっと良くなると、ぼくは確信をしているよ。
ぼくが試合に入ってから彼等が得点を決めた。
だからぼくは、出来る限りのことをして、勝利のゴールへ貢献したいと切望していたよ。
ぼく達の2ゴール目が決まった後においては、シンプルにやることを心がけ、しっかりと守ったよ。

この言葉を知って分かったのですが、南野拓実は、自分が急きょピッチに入った後に、ウルブスに同点ゴールを許したことを気にしていたのですね。
それを挽回しようと必死にやっていた。

また、両ワイドが出来るという意味について、南野拓実が考えていることも分かりました。
それは、フルバック(サイドバック)との関係性にあると。
ということは、今後よりトレント・アレクサンダー=アーノルド、アンディ・ロバートソンと分かり合って行くことが大切ですね。
このことは、南野拓実は、自分の役割の中にディフェンスも強く意識していることを示しています。

サディオ・マネやモハメド・サラーのように、リバプールへやって来て、プレシーズンのうちからフィットするプレイヤーもいますが、ユルゲン・クロップ監督は、じっくりと新戦力を熟成させ、決して急がせないというスタンスを取っています。

そのことを考えると同時に、初めてのプレミアリーグ挑戦だということも考慮してあげたいと私は思っています。
期待は大きい。
ただ、それに押し潰されてほしくない。

少し長い目で見てあげる必要はあると思うし、きっと南野拓実は、いい意味で、それを裏切るかもしれません。
比較的早い段階でフィットして来るのではないかと。
プレミアリーグでのデビュー戦で、南野拓実のパフォーマンスをユルゲン・クロップ監督が誉めたのも、その資質、将来性、人間性を見抜いているからではなかったか。
ウルブス戦で、比較的長いプレイをしましたので、不確定要素もありますが、もしFAカップでスタメンを張ることがあれば、ぜひ見せ場を作ってほしいですね。
まだ、リバプールでの挑戦は始まったばかりです。

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