今シーズンのチャンピオンズリーグは、ラウンド１６の段階でストップした状態ですが、まず各国リーグ戦が通常に開催されない限り、その再開は難しいだろうと思います。
まず、抑えておきたいのは、リーグ戦とチャンピオンズリーグでは、その形式がまったく違うということですね。
リーグ戦は、長いシーズンを戦い、総合的な結果でチャンピオンを決める。
一方、チャンピオンズリーグのタイトルは、ノックアウト方式です。
さらに、今回の騒動は、新型コロナウィルスの猛威によるものであり、チャンピオンズリーグの場合ですと、国外への遠征を伴うという点が、各国リーグ戦とは大きく異なっています。
今回、BBCが報じるところによれば、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長は、もし６月末までに再開が出来なければ、今シーズンのチャンピオンズリーグを無効にする可能性に言及したとのこと。
これは、イタリアの新聞へ向けて語ったことだとBBCはしています。
イタリアといえば、ヨーロッパの中でも特に新型コロナウィルスの被害が甚大な地域でもあります。
可能であれば、稿を改めて書きたいと思っていますが、プレミアリーグについては、再開をするにしても６月中は難しいという方向になって来ているようです。
となれば、UEFAが６月末までにチャンピオンズリーグを再開させることは、極めて難しい状況になるかもしれません。
私なりに考えるには、やはりチャンピオンズリーグの場合には、国境を越えての移動がある点が実にネックになりそうだなと。
また、まずは各国リーグ戦が再開への目途を立てられることが大前提ですね。
新型コロナウィルス騒動が、一日も早く収束を迎え、人々に平穏な日々が戻ることを願います。
こういう時を経験すると、当たり前のように週末のフットボールを楽しめていたことが、どれだけ幸せなことか。
そのことを痛感します。
この戦いに人類が勝利し、また熱いスタジアムの光景が戻って来ますように。