本来なら、シーズンが終わったばかりのこの時期・・・。
こういった話題を取り上げるのも、実に寂しいものがありますが、現実問題として、今、リバプールがおかれた状況は、監督問題にどう対処するか?
しっかりとした対応の必要性に迫られていると思います。
複数以上の海外メディアが、「ブレンダン・ロジャーズはリバプールに残るべきか?解任すべきか?」というアンケートを実施しています。
アンケートの場合は、1000件以上の回答がないと、正しいデータは取れないと一般的に言われていますが、今回のウェブ上でのアンケートでは、2万人ほどのファンが回答しているようです。
そういった意味では、ファン全体の気持ちを、ある程度正確に反映している・・・と、見ていいかと思います。
アンケートによれば、4分の3以上、約8割のファンが、ロジャーズ解任を求めています。
ファンの声を、そのままクラブ運営に反映させることが正しい!・・・とは、私は思いません。
しかし、これだけ大多数のファンがクラブの方針に疑問を抱いている以上、来シーズンのためにも、何らかの対応が急務だと考えるところです。
仮に、ブレンダン・ロジャーズ体制を継続するならば、オーナーなりが、「こういう理由で、ブレンダン・ロジャーズ体制の元、来シーズンへ向けて、クラブは努力するから、応援してほしい!」というようなメッセージを出す必要性を感じます。
ロジャーズに関しては、私、非常に優れた人格者であると思っています。
信念もある。
若手を伸ばし、実戦でのチャンスを与えることにより、将来への種を蒔いた。
素晴らしい部分のたくさんある監督だと思っています。
しかし、事実(結果)として残っているものからは、ここ一番!重要な試合のときに勝負弱い・・・・ということも、言えるのではないでしょうか。
たとえば・・・・
昨シーズン最終盤のチェルシー戦、クリスタル・パレス戦。
今シーズンのラスト・アンフィールドにおけるクリスタル・パレス戦での完敗。
プレミアリーグ最終戦でのストーク戦、その歴史的大敗。
さらに、今シーズン、ファンの唯一の夢だったと言っていい、FAカップ準決勝(ウェンブリー)で、まさかの完敗、敗退・・・・。
このFAカップ敗退、アストン・ヴィラに敗れたことが、ファンにとっては、大きな不満になっていると、想像しています。
また、最終戦のスコアと、試合内容・・・・ストーク相手に6-1ですからね・・・。
これは、誰が悪いとか、そういうことを探すのではなく、結果として、誰かが責任を負わねばならない現実ではないでしょうか。
監督問題が、整理され、ファンの理解を得られなければ、夏の補強も、間違いなく遅れを取ることでしょう。
ここは、クラブの強い意志を示す時期だと、私としては考えております。
もし、ロジャーズ体制を継続するならば、前述したとおり、クラブとして、ロジャーズ体制でもやれるんだ!という、プラン、ビジョンを示すときではないでしょうか。
何より、来シーズンの復活のために。