ファン・ダイクを欠いたことが、どれだけリバプールの痛手になったか。
もう、そのことは何度も繰り返し書いてきたし、今でも心の中で叫びたい思いです。
ただ、それでも戦って行かなければいけない時もある。
さて、予定どおりに行けばですが、今年の夏にはユーロが開催されることになっています。
ファン・ダイクは、オランダ代表のキャプテンであるわけですが、どうするのか?
少し前のこと、ユルゲン・クロップ監督が会見で問われ、ファン・ダイクとジョー・ゴメスのユーロ出場に否定的な見解を示していたことはお伝えしましたが、オランダの外科医も警鐘を鳴らしているそうです。
ファン・ダイクをユーロに出場をさせるのは、非常にリスクが高いと。
オランダ代表とすれば、チームのキャプテンであり大黒柱であるファン・ダイクに加わってほしいことでしょう。
その気持ちは理解できますが、今回の報道によれば、外科医の立場から見て、ファン・ダイクをユーロに出場させるのは危険だ。
そういう内容となっています。
これは、NOSという放送局が発信したもので、Sport Witnessからの情報を元にして、エコーも記事にしています。
番組に出演をした外科医は、専門家としての立場から、ファン・ダイクをユーロに出場させるのは早過ぎるとし、アスリートにとって膝という部位は、治ったように誤解してしまうケースが多いのだと・・・。
エコーがピックアップしている部分の骨子をまとめると、概ね次のような外科医の発言となっています。
かなりのリスクだ。
トップ・アスリートが回復するには、相当な時間がかかる。
危険なことは、膝というものは、トップ・アスリートにとって、良くなったと感じてしまうことなんだ。
開始が早過ぎると、この手術を受けた他の人にも、悪いシグナルを送ってしまうしね。
膝は、手術後約6ヶ月が、新たな怪我の危険性が最も高い。
完全な回復は、怪我を負ってから1年から1年半である。
ファン・ダイクは、リバプールの主力にしてスターであると同時に、フットボール界の宝ですからね。
少しでもリスクがあるならば、慎重であってほしい。
リバプールのメディカル・チームも最善を尽くすと思いますが、外を走っているファン・ダイクの姿を見れば、「どうしてリバプールは、ファン・ダイクをユーロに出さないのだ!」という声があがらないとも限りません。
そういった意味では、オランダの外科医が発言をしてくれたことは、よかったのかもしれません。
日々、私はファン・ダイクの復活を祈っています。
ただし、急がせたり、焦らせてはいけない。
万全な状態で帰って来てほしいですね。